【感想・ネタバレ】金曜日の夜、騎士が玄関からやってくる (1)のレビュー

枝豆ずんだ / 夜咲こん

毎週金曜日の夜、一人暮らしのさゆりのもとに異世界の騎士が訪れる。なぜ彼女の部屋と異世界がつながるのか、なぜ訪れるのはいつも同じ騎士なのか、理由も仕組みもわからないながら、さゆりは彼を温かく迎え入れ、穏やかなふたりの時を過ごす。異世界の時間の流れはさゆりの世界とは異なり、訪れる騎士の年齢は毎週変化する。少年、老人、青年──さまざまな年齢の騎士が入れ替わり彼女のもとを訪ねては、去っていく。世界も時の流れも共にできないまま、互いに惹かれ合っていく二人だったが……。

重なり合う二つの世界とタイムパラドックスを紡ぐ異世界ファンタジー！

[ぷぷろー · ★★★★★]

８巻まで一気読みしました

　切なかった。
　異世界の騎士がランダムな時間軸からやってくる。こちらの時間軸は一週間置きだが騎士様は若かったり大人だったり、間隔も開いていたりする。
　毎週金曜の夜にやって来て、手料理を美味しいと食べて心のうちを晒してくる男に心を奪われないわけがない。だけど、今週来る騎士様は先週来た時より前の時間軸の騎士様だったりするので、報われそうにない。ただただ切ない。

＃胸キュン ＃切ない ＃ドキドキハラハラ