あらすじ
生まれつき耳が聞こえず、補聴器をつけて生活。
現在YouTuber、会社経営、タレントとして活動し、SNS総フォロワー55万人を超えるインフルエンサー・難聴うさぎの初エッセイ。
障がいを抱えながらも、「自分の人生を前向きに生きる」がモットー!
体は左右非対称だったため、左足の骨を強制的に伸ばすためにたくさん針金を通したり、目はひどい斜視で手術をしたり…、
現在も聴覚障がいとともに、突発性睡眠障がいも抱えて生活している。
★本書の魅力
「障がいがあるからできないのでは」という固定観念を覆して、世界一周旅行や起業、女優やYouTubeをやったりと行動力とコミュニケーション力がある著者。
広くいえば、備わってるスペックを気にせず本能のままに生きることに通じると思います。
障がいがある人、周りに障がいを抱えている方がいる人、悩みを抱えている人、人生に迷っている人のヒントになる本です。
『それって本当にやりたいこと?』『できるできないで判断してない?』
『自分の人生の主人公は自分だ』という思いを綴った一冊。
また、聴覚障がいは、身体的に一見わからないため周囲の「理解」があるのとないのとでは全然違うと言われる障がいのひとつです。
先天性でなくともストレスなどによって起こりうる、決して他人事ではないテーマでもあります。
「口を見るだけで会話できる」「筆談が苦手な人もいる」など聴覚障がいへの理解を深めることもできる本となっています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
筆者の難聴うさぎさん、やりたいこと、叶えたい夢にまっすぐで、願うばかりでなく実際に行動していて、すごいなと思った。
難聴の子を育てている親にもおすすめの本。
Posted by ブクログ
最初に本のタイトルで引っ掛かり、手に取って「はじめに」の頁に目を通した直後、「この本を読みたい!」と、心が強く引き込まれました。
「個性とは、一人の人間として存在していること」
若い彼女の言葉に納得がいきます。
そして彼女の歩んだ道、そして現在から未来へ続くであろう道にとても関心が湧き、「きっと自分にも理解できる。共感できる。」と読者自身の心を動かす力を感じました。
「多様性」という言葉が軽々しく使われてしまう現代、その言葉の意味や重さを掬い取るために、彼女はとても貴重な言葉を発してくれていると思います。
また、5年後、10年後にも「その後の難聴うさぎさん」のエッセイを期待しています。