【感想・ネタバレ】龍とカメレオン 7巻のレビュー

あらすじ

【購入者限定 電子書籍版特典あり】
当コンテンツを購入後、以下のURLにアクセスし、利用規約に同意の上、特典をお楽しみください。
https://xget.jp/items/2761

証明せよ。己の漫画が世界で一番面白いと。
新連載『青の空挺団』の単行本が発売し、無名からのスターダムを歩み始めた天才漫画家・花神臥龍。そんな花神の下に届いた衝撃の報せ……それは、現役のレジェンド少年漫画家を集めた一号限りの少年誌の始動だった――!!かつて日本中が少年漫画に没頭した"紙の熱狂"を取り戻すべく天才が集う奇跡の戦場を前に、花神は、深山は、どう動く?灼熱の漫画家バトル、戦線拡大の第7巻!!
(C)2025 Ryo Ishiyama

...続きを読む

天才漫画家・花神 臥龍(はながみ がりょう)。彼を病的に羨む新人漫画家・深山 忍(みやま しのぶ)。
不慮の事故により二人の身体が入れ替わってしまいます。
どうにか二人で戻る方法を探そうと提案する花神(肉体は深山)に対し、せっかくモブから脱し人気漫画家になれたのだから戻る気はないと吐き捨てた深山(肉体は花神)。
そんな深山に、花神は漫画で勝負をし自分が勝ったら戻る方法を一緒に探せと挑みます。
そうして人気漫画家の実力とカメレオン漫画家のバトルの火ぶたが切られたのです。

この物語を語るのに必要な要素は「3つの勢い」です!!

まずは、登場キャラクターの放つ勢いが凄いのです。
人格者で漫画に対して熱い気持ちを持ち圧倒的才能を持つ花神と、性格がねじ曲がっていて人の絵柄のくせをマネるのが得意なため「カメレオン」と異名を持つ深山は対極のキャラクター。
花神はただただ真っすぐに挑んでいくヒーロー像なのに対し、これぞヒールとばかりに嫌な奴として描かれる深山。
分かりやすいからこそキャラクターの勢いがダイレクトに伝わってきます。

次にストーリーの勢いの凄さ。
最初は人格者ゆえに深山のことを認めていた花神。
しかし体が入れ替わった後、「適当でも連載できる」という深山の作品に対するいい加減な姿勢に怒りを覚え、VS深山のバトル展開が始まるのですが、このストーリーのテンポの良さ!!
キャラクターの勢いがそのままストーリーの流れとなっているので、違和感なく物語に入り込めるのです。
更に、それまでは花神の絵柄をマネるだけだった深山が覚醒し、台詞や物語の作風すら花神に化ける進化を遂げる展開はムネアツです!!

そんな深山の進化を掲載誌の誌面で感じとった花神は、自身も更なる進化が必要であると思い…。
そう、バトルマンガの修行のターンへと突入していくのです。

そして、絵の勢いの凄さ。
どのキャラクターも表情が生き生きと描かれており、読んでいる内にキャラクターを身近に感じます。
漫画家の物語ということもあるのでしょうが、コマ割りもかなりこだわっていらっしゃいます。
勢いを殺さず、次へ次へと読み進めてしまう構成になっているのは流石です。
次から次へとテンポよく展開されるストーリーの勢いと絵の勢いがマッチして、ぐいぐい物語の中に引きこまれていくのです。

花神と深山は「龍」と「龍に化けたカメレオン」として対比されていますが、果たしてカメレオンは龍になることができるのか!?
偽物は本物に勝つことができるのか!?
花神はこれまでの自分に打ち勝つことができるのか!?
漫画家バトルがどうなるのか…注目です!!!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレはありません。

「少年マンガ」ランキング