【感想・ネタバレ】パズルのような僕たちはのレビュー

石野晶

過剰に目立たないことをモットーに日々を過ごす高校生の谷口月彦は、ある日ジグソーパズル症候群という病に襲われる。原因も治療法も不明だというそれは、身近にいる他人と段階的に手足が入れ替わり、最後にどちらかが命を落とすという病だった。月彦と対になるのは、アイドル活動を行っているクラスメイトで、幼なじみでもある藤枝糸雨。自らの手足が別の人間にくっつき、満足な生活を過ごすこともできない２人は、それでも心残りなく最期の時を迎えられるよう、文字通り手を取り合って生きていく。困難を乗り越え成長する男女の姿を描いた感動作！

[ブクログ · ★★★★☆]

伏線もキャラクターたちの特徴が物語全体に散りばめられていることも、勉強中の身としては、参考になるものばかりだった。

[ブクログ · ★★★★☆]

右手の自由を奪われてから2人で協力して強く生きていこうという物語。1つ1つのハードルを超えていく度に病気に勝つんだと共に不安を打ち消す姿に感動します。最後の瞬間、両親に知らせられないのは悲しい結末でした。

[ブクログ · ★★★★☆]

生き残った方は、懸命に生きていくしかない。
二人で手を取り合って普通に暮らせたらそれが一番理想的だけど。切ない結末だった。

[ブクログ · ★★★★☆]

最後の展開には少し驚かされるとともに、かなりショックを受けました。
月彦くんの家族が元通りになったのに、その家族の中に戻ることはできない…