【感想・ネタバレ】ラプソディ・イン・レッド 1巻のレビュー

あらすじ

命を懸けて、届けたい音がある――。正義感の強さゆえに喧嘩に明け暮れ、たった一人の家族とも分かり合えずに、孤独を抱えていた高校生・寅雄。天才ピアニスト・治郎の導きをきっかけに、ピアノで“想いを伝え、人と繋がる”喜びに目覚め、音楽の世界へと身を投じていく! 音が、音楽が世界を変える!! 激情が胸を揺さぶる、新・クラシック音楽譚!

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この作品の主人公である寅雄は、いじめられていた高校生を助けるために喧嘩をするなど、正義感のある青年です。しかし、教師や母親には寅雄が問題を起こしていると誤解されてしまい、誰にも何も伝えられない、世界と繋がっていないと感じていました。
そんな寅雄は、近所に住むピアニストの治郎に才能を見出され、演奏を通して人と繋がることのできるピアノに没頭していきます。

私がこの作品を読んだきっかけは、表紙にあります。この青年は、何故血だらけでピアノを弾いているんだろう…!?と思い、手にとりました。
表紙の血だらけでピアノを弾くシーンは、作中でも描かれているのですが、とてもグッと引き込まれるシーンでもあり、綺麗なイメージのピアノと血だらけの寅雄の組み合わせがとても絵になるなぁ…と感じました。
また、寅雄が寝ることを忘れてピアノの練習に没頭する姿や心から楽しそうに演奏する姿は、どこか怖さを感じる程に魅力的です。
そして、演奏シーンでは、漫画を読んでいるはずなのに音が聴こえてきて、ピアノで寅雄と繋がることができたような不思議な感覚を覚えました。
ぜひ、作品中に登場する曲を聴きながら読んでみてください!

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ちょっと意外な音楽マンガ

ちょっとしたきっかけで、本気でピアノを演奏するようになる主人公、お師匠さん、やはり日本の方なので、最初はバイエルの教科書を持っていましたね。
けっこう王道な音楽マンガっぽいです。主人公を取り巻く環境、あまり良くないんですが、打開できるかどうか。
弱いものいじめをするヤンキーとか、最低ですので、主人公の真っ当な正義感は分かります。情熱を傾けられそうなもの、見つかったようでしたし。
ちょっと破天荒なくらいが良いような気もいたします。

#アツい

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2023年07月10日

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