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Posted by ブクログ
そんな訳で第2巻。『猫の地球儀』が猫の話だとすると、これは犬の話、って書くとネタバレ気味ですかね。
第1巻のあとがきにあった”SFがこれまでたくさん書かれて……きた理由っていうのは、人間にはそもそも「自分と異なる存在と理解し合えるようになりたい」っていう憧れがあるからのではないか”という言葉通り、人とロボットは互いに理解し合おうとし、「犬」は「犬」として自分の役どころを果たそうとするけど……みたいな。結局どんなデバイスがあってもそういう相互理解はムリなのかなぁ。
ともあれ、第1巻で示された謎はやはり劇的な形で明かされることとになり、そういう面では作者の謎の散りばめ方、そして拾い方は巧いなぁ、と思わざるをえません。そして心理描写にしろ戦闘描写にしろ、その真に迫りようはやっぱり感動的、でしたね。
Posted by ブクログ
鉄コミュニケイション第2巻。
1巻の繋がりをそのままに大展開を起こし物語は新たな面を見せ続ける。
・登場キャラクター達がチェスの駒に見立てられ、タイトル通りチェスゲームを髣髴とさせる。
・また、登場キャラクターの一部は将棋の駒にも見立てられている。
・ハルカとルークの数十年の遊びにケリをつける物語であり、ルークとイーヴァのこれからを作る物語である。
ノスタルジックな作品が好きな人にはやばい。
文体がかっこよすぎてどう読んでも泣く。