あらすじ
優しくて、嬉しくて、悲しい奇跡。
幼くして亡くした子供が、そのままの姿で現れたら？それがもしも、化け狸の仕業だったら？再会じゃない。本物じゃない。だけどそれでも――すがりたい。その嘘は、優しくて、悲しい。「事情を知らない転校生がグイグイくる。」の川村拓が贈る、心ゆさぶるヒューマンドラマ。
(C)2023 Taku Kawamura
感情タグBEST3
微笑ましい勘違いでは終わらず
川村先生らしい、主人公の微笑ましい勘違いが続き、ほのぼのした雰囲気が好きです。
でもそれだけでは決して終わらず、どこか悲しさも漂うところもあり、続きが気になります。
単純なハッピーエンドでは終わらなそうですが、登場人物(動物も？)皆が幸せになってくれるとうれしいな、と思います。川村先生なら、ステキなエンディングにしてくれると思いますが・・・
Posted by ブクログ
４月に嘘の話を読もう大作戦。
人間に酷い目に遭わされたタヌキが復讐のために人間に化けて悪事を働き、人間を泣かせてやろうと企む話。
侵入した家に飾られていた写真の姿に化け、住民に接触をすると･･･何もしてない内から住民が泣き出す。
自分には人間を泣かせる才能があると確信したタヌキは、悪事を加速させ･･･。
取り敢えずは、ほっこり譚。
粗筋に書いてある程度のネタばれをすると、タヌキは亡くなった子供に化けてしまい、嘘でも仮初めの慰めを…。
復讐の伏線が物語に変化を生むのかしら。
続巻が気になる。
なかなか深いテーマで描かれていると思いました。
狸が化けているとわかっていても・・・
人を泣かせることが目的の狸、
すれ違う人とタヌキの想い
そこへ登場する化け猫？？？
どんな物語になって行くのか気になります。
