あらすじ
日西新聞に中途入社して政治記者になった国枝裕子は編集局長からの特命を帯びていた。それは長年にわたり永田町を裏から操ってきた上席編集委員の木澤行成をメディアから退場させること。木澤は総裁選の投票を操り、国会議員の不祥事を揉み消し、政治家の弱みを握って思うがままに政界を動かしてきた。新聞記者でありながらキングメーカーとして暗躍する昭和の負の遺産を、若き女性記者が討ち取る――。昭和VS令和、迫真の永田町エンタメ小説!
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Posted by ブクログ
政権成立の舞台裏を描く社会派小説。
明らかにモデルがあるのに名前が似ていないのでややこしいのが残念でした。
政治小説は実録風の方が面白いと再認識しました。
で物語部分ですが、キングメーカーの暗躍はありえそうですが、ラストのキングメーカーを破滅させるネタが軽すぎるのが残念。
総裁選の実際とは変えたところは著者の希望かなとも思いました。
Posted by ブクログ
新聞記者が政治家に入り込んで自分の政策の意向を叶えるフィクサーとして暗躍している。
それを表に出すことで政治が歪んでいることを伝えようとする記者たちの動きを書いている。