【感想・ネタバレ】神秘学講義のレビュー

あらすじ

【目次】
第一章 現実世界から超現実世界へ
第二章 霊的感覚論――霊・魂・体の問題
第三章 神秘学における理性と感性
第四章 秘儀とその行法――アポロン的とディオニュソス的
第五章 ユングと神秘学
第六章 ブラヴァツキー――近代精神と神秘学

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Posted by ブクログ

「神秘学」という名前に胡散臭さを覚えるけど、一旦それを置いといてテクストに向き合ってみると、何てリアルな学問なんだろうと思った
確かに近代科学の手法では無いけど、融和の(本書でいう「融合の学」)論理で個人を救済しようと試みていくのに感動した

近代科学が「批判の学(区別によって本質に迫る学問)」なのに対して、神秘学は「融合の学(多様性を最大限容認し、その差異の根源に迫る学問)」というのが、現代へのアンチテーゼのような気もして面白かった
ヨアキムの意識の歴史的変化の件も、目からウロコで面白かった

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2025年01月04日

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