【感想・ネタバレ】真夜中のウラノメトリアのレビュー

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Posted by ブクログ


誰の不幸が一番不幸なのか。

自分以外の誰か一人の願いを叶えられるなら誰を選ぶのか。

もし、私が一人選ぶとしたら"5人の子どもがいるおじさん"かな。

でも、私が主人公だったら選べてないかも。

「選ばない」のは簡単だけど、「選ぶ」のはすごく難しいと感じた。

不幸の度合いを自分の価値観で決めて、一人選ぶのは辛いし難しい。

不幸の一番は決められない。
全員幸せにすることもまた、できない。
でも、自分が幸せにしたいと思える人を選ぶことはできる。

そう考えると、天球儀の力は、主人公がこれから出会うであろう、幸せにしたいと思った一人に使うつもりなのかな。

人生は選択の連続。
だから、自分が歩んでいく道の中で出会う、幸せにしたいと思える人を大切にしたい、と思える本でした。

可愛いくて綺麗な絵と、切なかったり不思議だったり温かかったりする物語が凄く好きです。

何回も読んで何回でも考えたい。

この本を読んだ後、なぜだか「星の王子さま」を読みたくなって再読しました

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2023年03月12日

Posted by ブクログ

内容は優しさも毒もあるファンタジーです。
全体のストーリーは1本に繋がっていますが、全てのお話が140文字でそれぞれ完結しています。

時折り、気に入ったお話は140文字では物足りないと感じてきます。(物語140文字以上に膨らませて想像するのはなかなか楽しかったです。)ラストの展開を踏まえ、よく全体バランスが計算されて作られているように思いました。それ故に実験作感が読みながらも透けて見えたところは残念です。

普段SNSばかりで本は読まない勢にはちょうど良い読書入門になりそうだと思いました。個人的には中学生位の時に読んでみたかったです。

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2023年05月05日

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