あらすじ
「あーあ、映画館と書店が潰れていなかったら少しはマシだったのに」
舞台は平凡でどこにでもありそうな名もなき町。
しかしある時から、その町では起こりそうもないような物騒な事件が頻発するようになる。
一方、二人の警察官は「100万円の家」と呼ばれる廃墟で一冊の本を発見する。表紙に「計画書」とだけ書かれた本には、その町で実際に起きた事件と同じ内容が綴られていた。しかしそれらの物語は「結末」の部分が少しずつ違っていて……。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
どんな仕掛けがあるのだろうとすごくワクワクしていたがそこまでの種明かしでは無かった。だが、1話1話の内容はハッピーエンド好きじゃ無い自分としてはとても面白かった。文化祭の話とか自分だったらと思うと冷や汗がすごい。あとサウナのお話も興味深かった。入っても出られないサウナなんて普段生活してても思いつく気がしない。コウイチさんの文章能力(創作力)はすごいなあとつくづく思う。
Posted by ブクログ
単行本、今回も最高でした!
最初は短編集を読むように気軽に読んでいましたが、
時間が経つにつれて【計画書】のお話も後味がより悪いものになっていくし、じわじわと嫌な予感がする警官ふたりと、読者も同じ時間軸を進んでいて臨場感があったのがよかったです!
筒井康隆さんのショートショートのような、
日常の中に潜む違和感、違う視点からの日常を
奇妙でちょっとホラーに描くのがとても上手で
読むのが止まりませんでした。
続きを読みたい!
これからも楽しみにしています!
Posted by ブクログ
大好きなYouTuberの方の本
迷宮ラジオがつい「ナマステ〜」と言いたくなる、そんな空気感で好きだった
前作に引き続きワクワクできる良い一冊だった