計画書

コウイチ（kouichitv）

「あーあ、映画館と書店が潰れていなかったら少しはマシだったのに」

舞台は平凡でどこにでもありそうな名もなき町。
しかしある時から、その町では起こりそうもないような物騒な事件が頻発するようになる。
一方、二人の警察官は「100万円の家」と呼ばれる廃墟で一冊の本を発見する。表紙に「計画書」とだけ書かれた本には、その町で実際に起きた事件と同じ内容が綴られていた。しかしそれらの物語は「結末」の部分が少しずつ違っていて……。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: KADOKAWA
• 電子版発売日: 2023年03月01日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★★]

単行本、今回も最高でした！

最初は短編集を読むように気軽に読んでいましたが、
時間が経つにつれて【計画書】のお話も後味がより悪いものになっていくし、じわじわと嫌な予感がする警官ふたりと、読者も同じ時間軸を進んでいて臨場感があったのがよかったです！

筒井康隆さんのショートショートのような、
日常の中に潜む違和感、違う視点からの日常を
奇妙でちょっとホラーに描くのがとても上手で
読むのが止まりませんでした。

続きを読みたい！
これからも楽しみにしています！

[ブクログ · ★★★★★]

大好きなYouTuberの方の本
迷宮ラジオがつい｢ナマステ〜｣と言いたくなる、そんな空気感で好きだった
前作に引き続きワクワクできる良い一冊だった

[ブクログ · ★★★★☆]

好きなYouTuberが書いた本だけあって世界観が好き。読みやすいしコウイチワールド全開で2日で読み終わってもた。

オムニバス形式で世界観を共有してるだけで満足。読み進めていくにつれオチの期待値が上がり続け、衝撃のラストというよりじっとり怖いラストに読み終わった時「面白かった」より「おぉ…」となってしまった。

YouTuberが書いた本で済まされるには勿体ない1冊！前作も読もうと思います！

[ブクログ · ★★★★★]

どんな仕掛けがあるのだろうとすごくワクワクしていたがそこまでの種明かしでは無かった。だが、1話1話の内容はハッピーエンド好きじゃ無い自分としてはとても面白かった。文化祭の話とか自分だったらと思うと冷や汗がすごい。あとサウナのお話も興味深かった。入っても出られないサウナなんて普段生活してても思いつく気がしない。コウイチさんの文章能力(創作力)はすごいなあとつくづく思う。