あらすじ
メンタリストDaiGo推薦!
習得スキルを絞り込めば、「キャリアの選択肢」が広がる!
ライフシフト専門家と国際金融のプロが総力提言。
序 章 DXより重要な「戦略的学び直し」
第1章 世界の変化と立ち遅れる日本
第2章 ビジネスパーソンのレジリエンスを高める
第3章 「シナリオ」を身につける~不透明な未来を見通す力~
第4章 「スピード」を身につける~世界に通用する速さを生む決断力~
第5章 「サイエンス」を身につける~決断を支える合理的思考力~
第6章 「セキュリティ」を身につける~自分の土俵を創り、守る力~
第7章 人生100年時代を生き抜くために~世代別のリスキリング方法
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Posted by ブクログ
本文中にもあるように「リスキリング」という言葉は、アナログ的なものからデジタル化への変化に乗り遅れないための、IT関連などのスキルアップみたいな印象が強いように思う。今まで持っていなかったスキルを身につけて、複数の軸足でπ型ベースの考え方が重要になる。それは以前から分かっていたことで、今まで目を背けて見ないようにしていたことが、そうも行かなくなってきたということ。自分がどうありたいか、そのためには何が必要かを考えて、行動していくことが大切。
Posted by ブクログ
なんのために学び直すのか。闇雲に学ぶのではなく、立ち止まって考える良い機会になった。人生100年時代と言われている中で、どのような能力が必要になってくるか、常にアンテナを張りながら学びの姿勢を持ち続けたい。
Posted by ブクログ
リスキリング超入門 DXより重要なビジネスパーソンの「戦略的学び直し」著:徳岡 晃一郎 ・ 房 広治
本書で大切にされていることは、
「何のためのリスキリングか」である。
個人としては、人生のレジリエンスを高め、デジタルという手段を活かし、イノベーションを創出していく力を身につけることがリスキリングの目的である。
そんなリスキリングについて、本書では戦略的に4つのS(シナリオ、スピード、サイエンス、セキュリティ)の習得を軸に、人生100年時代を賢く、豊かに生き抜く方法が以下の8章により構成されている。
①DXより重要な「戦略的学び直し」
②世界の変化と立ち後れる日本
③ビジネスパーソンのレジリエンスを高める
④「シナリオ」を身につける
⑤「スピード」を身につける
⑥「サイエンス」を身につける
⑦「セキュリティ」を身につける
⑧人生100年時代を生き抜くために
リスキリングについてのぼやっとした知識が体系的に網羅的に尚且つ実践的に説明されている良書。
リスキリングの目的やそれぞれの学ぶ細かい対象については、人それぞれではあるものの、入り口部分の知識の導入と概念的な理解から色々な人への応用が利く。
世代別の対応策等、具体的なイメージがつきやすく、行動にも移しやすいリスキリングの知識だけではなく、行動に対して背中を押してくれるような優しい出来上がりとなっている。
自身に置き換えて見ても
ぼんやりしたモノが何なのかということは理解できた。
後は行動していくのみ。
今ある武器と新しく得る武器の組み合わせと
学び続ける貪欲な姿勢と継続性と本書のスキームと本質の理解があれば、何でもできる。
前向きにわくわく感を持って挑み続けていきたい。
Posted by ブクログ
いろいろな気づきを与えてくれた一冊。学び直すと聞くと「資格を取ること」と思うけど、この本は未来に向けて「何のために学び直すのか」を考えて行動する指針となる内容でした。
Posted by ブクログ
最近よく話題になるリスキリング。
学び直しといっても、なんかそれ自体が目的になっているような言われ方ばかりでそれでいいんだろうか?と思う。
(行政でありがちだが)例えば、デジタル化やDXと言ったら、それ自体が目的になって、それらを手段として、どうしていくのかがおそろかになりがちに感じる。
本書は、リスキリング(学び直し)を手段の自己目的化で終わらせず、リスキリングの目的は、「人生のレジリエンスを高め、イノベーションを創出していく力を身につけること」として、4つのSという軸から戦略的なリスキリングを提案している。
4つのSとは、シナリオ、スピード、サイエンス、セキュリティのことで、
シナリオとは、未来を描き、そこにいたるまでの道筋をバックキャスティングすること。
スピードとは、世界標準のスピード感を意識して、リーダーシップを発揮し行動していくこと。
サイエンスとは、データや論理的な思考をベースとしていくこと考え、実験的に試し工夫すること。
セキュリティとは、自分自身の立ち位置を確認し、自分を取り巻く様々なリスクを念頭に置くこと。
本書では、これら4つのSの視点から、学び続ける方法が提案されている。
読んでみて、社会人になってから、学生の時よりもはるかに勉強する重要性は感じていたけれど、
勉強するときに、ただ自分の興味のあることだけになりがちだったので、こうして、今までとは別の視点から勉強を考え直すいい機会になったと思う。
また、本書の冒頭では、勉強しなくなっているという面から日本が、かなりまずい状況にあることが書かれているのだけれど、
こういうのを読むと本当に勉強しない人は既得権益に居座らず、さっさと退場してくると思うのだけれど、
できることは、まず自分が学び続け、学び続ける仲間を探し、行動するしかないのだろうなと思う。
Posted by ブクログ
リスキリングというのが、今の自分にとってのテーマだから目に留まった。
デジタル化とか、システム、SaaS…こういうことを時代に求められるのかなと、漠然と考えていたけど、使えるスキルの棚卸しと掛け合わせていけるスキルをどうやって身につけるか、深掘りしていけるかってことが大切だよってことが書いてあった。
モノごとに疑問に思うこと、問いかけをつくり、仮説を考えられること、妄想的なことでもこの先に起きそうなことを想像して逆算的に何をしておく方がいいのかって考える力こそが、人間ならではの、その人ならではの価値になると改めて思えた。
勇気を持って一歩ふみだして、新しい知識との出会いを求めていこうと思う。
Posted by ブクログ
<概要>
・VUCA時代、何が起きても立ち上がれる力「レジリエンス」を高める事が重要
・レジリエンスを高めていく本質は、「質問を見つける力」を身につけること
・適切な質問を見つける力は、4つのsを軸にリスキリングを行うこと。
・4つのs:①「シナリオ」②「スピード」③「サイエンス」④「セキュリティ」
・リスキリングの目的:デジタル社会の進展を活用して、未来を見通し、そこからバックキャストしてどのように自分のスキルを広げていくのか。を考え実践すること。
<アクションプラン>
・STEM(科学・技術・工学・数学)思考を身につける
・全体知を身につける
→読書や、未来のアンテア3本柱を追求
<感想>
4つのsを意識してリスキリングを行うことで、人並み以上のスキル・能力は習得できそうだが、その分かなり自分を律することができて、野心がある人でない限り、大抵の人は挫折してしまうような内容なのかなと思った。
私もまずは、記載されている手法を意識しながら、世界情勢に遅れを取らないように
日々リスキリングに励んでいきたいと思う。
Posted by ブクログ
近頃よく聞くリスキリングという言葉。サブタイトルにもビジネスパーソンという言葉が入っているので、ビジネスマンへの啓発本だと思ったのですが分類が1類なんだなぁと。(でもこの手の本が多い分類ではありますね)
STEM思考というリスキリングに当たってするべき考え方を提唱し解説しています。
本書、多分合う合わない、必要不必要がかなり分かれる一冊なのではないかなと思いました。
読み物として面白かったのですがビジネスパーソンではない自分には不必要な内容でした。でもこれから先の人生の考え方の一部分の参考にはなったと思います。
古いものにしがみついてしまう経路依存性、ガラケーにしがみつく人の話が例でしたが、確かに多くの日本人がやってきていたと思います。(自分もやってると思う)
また、これから数十年のうちにクレジットカードはなくなりキャッシュというものもなくなって全てデジタルになるだろうという予測は衝撃でした。
クレジットカードについてはプラスチック使用であることから環境に悪いという理由がなくなる最たる理由になるという予測も「そんなこと考えたこともなかったよ」というのが自分のレベルです(笑苦)
もうかなりの人が何らかの電子マネーを使う世の中になっていますが自分はほぼ使っていないので、もう「使いたくないから使わない」とか「分からないから使えない」というのは通用しない世の中なのかなぁなどと思いました。
最も気になったのはセキュリティの章でした。これまで以上にセキュリティ管理が重要になるというのは、今年起きた幾つかの企業からの情報流出やシステム更新が正しくなされなかったために商品出荷が何ヶ月にも渡り出来なくなり株価が下がるどころかもしや倒産するのではという事態にまで発展した企業を見るとその重大さや深刻さがよくわかります。
マイナンバーカードの保険証化が本格的に運用されましたが「セキュリティ大丈夫かなー」とまだ心配。
第五章に「インプットだけでなくアウトプットも大切」とあり、知識の文章化や主張を体系立てて論証することをやるべきであるというようなことが書かれています。
今、文章を書くことが苦手を超えてできない人がとても増えているという話を聞きます。書く事自体が少ないのもあるでしょうが確かにアウトプットするという行動を訓練するような機会自体がものすごく減っているでしょう。
やりつけていない人がこれを意識的にやっていくのは大変力になるとは思いますが、いや、大変だなぁと思います。
自分は読んた本の感想(それと読んだことで考えたり思い出したりした、本書とは全然関係ないこと)を書くのが最大アウトプットです。