あらすじ
小さな悲しい事実(本当のこと)がいました。街の人は事実を気にとめていませんでした。しかし偉そうな人たちは事実を隠し始め、これが事実だと言いながら嘘を作りまき散らします。事実がなくなった世の中は乱れ暗くなっていきます。そこに偉そうな人たちに抗う勇敢な人が現れ事実を探し始めます。遂に事実は探し出され再び世の中に放たれます。そして世の中はまた元の明るさを取り戻します。アメリカで話題の絵本です。
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Posted by ブクログ
母(おばあちゃん)が小学生の子ども(孫)へのプレゼントとして買ってくれました。小学校4年生になったので、少し大人向けの絵本にしたみたいです。
「ちいさなかなしいじじつ」が、隠され、地面の奥深くに埋められる。世間の人たちは「じじつ」を隠して「うそ」ばかりの世の中を生きている。権力者が、不都合な事実は隠しているのだ。「じじつはじじつ、本当のことだよ」と声を上げると、弾圧される・・・ってことのようだ。
弾圧ではなくても、実際、不都合な事実が隠されている世の中。隠されていなくて、見えていても目を背けたりしているよね。
原発があんなに大きな事故を起こしたのに、まだまだ原発に依存し続けるとか。
ある日、勇気ある人たちが、事実を見つけ、土の中から助け出す。
まだ子どもには難しいけど、読んであげる価値はあると思います。