あらすじ
小さな悲しい事実(本当のこと)がいました。街の人は事実を気にとめていませんでした。しかし偉そうな人たちは事実を隠し始め、これが事実だと言いながら嘘を作りまき散らします。事実がなくなった世の中は乱れ暗くなっていきます。そこに偉そうな人たちに抗う勇敢な人が現れ事実を探し始めます。遂に事実は探し出され再び世の中に放たれます。そして世の中はまた元の明るさを取り戻します。アメリカで話題の絵本です。
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Posted by ブクログ
大人にこそグサリと刺さるような絵本。
子どもには事実は事実と正しい事を教えられる絵本。
嘘を事実だと言って押し通す悪い大人のなんて多いことか。
事実を見極められる目を持ちたい。
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じじつは じじつ、ほんとうの ことだよ: ちいさな かなしい じじつの おはなし。ジョナ・ウィンター先生の著書。じじつは じじつ、ほんとうの こと。それなのにじじつではないことをあたかもじじつかのようにねじまげるうそをまきちらすひともいる。世の中にはうそがたくさんある。うそつきがうそをまきちらす。うそつきがまきちらしたうそがうそなのにじじつになる。じじつとうそを判断することがたいせつなこと。うそつきのうそに悪い影響を受ける子供たちが減ることが人類の未来のためだから。
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母(おばあちゃん)が小学生の子ども(孫)へのプレゼントとして買ってくれました。小学校4年生になったので、少し大人向けの絵本にしたみたいです。
「ちいさなかなしいじじつ」が、隠され、地面の奥深くに埋められる。世間の人たちは「じじつ」を隠して「うそ」ばかりの世の中を生きている。権力者が、不都合な事実は隠しているのだ。「じじつはじじつ、本当のことだよ」と声を上げると、弾圧される・・・ってことのようだ。
弾圧ではなくても、実際、不都合な事実が隠されている世の中。隠されていなくて、見えていても目を背けたりしているよね。
原発があんなに大きな事故を起こしたのに、まだまだ原発に依存し続けるとか。
ある日、勇気ある人たちが、事実を見つけ、土の中から助け出す。
まだ子どもには難しいけど、読んであげる価値はあると思います。
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強烈な情報統制、フェイクニュースが溢れている今日的な問題を、カワイイキャラクターで描いた絵本。信じてもらえず閉じ込められてしまった「事実」が他の事実たちと復活をめざす。勇気ある人たちがいた。
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なるほどこういう内容だから、ジャーナリストが翻訳しているんだね。
メッセージ性の強い社会派絵本。キャラクターのデザインはかわいいけど、内容はあまり小さい子向きではない。
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じじつはじじつ、嘘は嘘、それでも事実は実は嘘の場合も、嘘が事実の場合もある
何を信じていいのか判断に惑わされる世の中
独占欲の強い権利が勝る世の中は怖い、
相手を思い信じ合える世の中の事実なら嘘もなくなる…かな
じじつと名乗る絵が可愛い
Posted by ブクログ
時の都合で不都合な事実を隠し
ねじ曲げようとする圧力と、
不変の事実との戦いを描いて
アメリカで話題になった意欲作、らしい。
NetGalleyにて。
じじつはじじつ。ほんとうのこと。
うそはうそでしかない。
うそで溢れたこの世界でじじつを
見極めるのは確かに大変なことだと思う。
この作品は小さい子に読むには難しい。
小学生くらいになったら読んであげたい。
Posted by ブクログ
ある「じじつ」がかくされて「うそ」が世界に満ちるが、「じじつ」を見つけ出そうとした人に世界に解き放たれる・・・みたいな絵本。
絵は可愛い。
お話は、個人的にちょっと苦手かも。
子どもに読むのには、ちょっと注意と注釈が必要かも。