【感想・ネタバレ】ＣＬＡＭＰ ＰＲＥＭＩＵＭ ＣＯＬＬＥＣＴＩＯＮ X （５）のレビュー

CLAMP

[ブクログ · ★★★★☆]

三峰神社の譲刃と火煉登場。譲刃は中学生らしく書いたのかも知れないが、悪ふざけのようなノリで少々不愉快。桜塚護の攻撃で、それぞれの能力を顕現させていたが、空汰は紛れもなく密教術者だった。高野山の開祖にも匹敵するという力にはびっくりだ。嵐は刀を使っていて、どこだろうとは思っていたが伊勢神宮というのは驚きだった。伊勢神宮なら鏡のはずだが…。空汰は守って死ぬ女を嵐だと決めたようだが、巻末のおまけマンガといい、軽いノリで忘れそうになるが、自分の意思とは関係なく背負わされた己の宿命と折り合いをつけていくために、大切なものを見出したのだろうか。空汰が高野の誰も恨んでいない姿には、清々しいものがある。