【感想・ネタバレ】おいしいが聞こえるのレビュー

あらすじ

20年間集めてきた、たまごの上に貼られたシール。「煮込まれたトマト」「走るピーマン」など、自分で考えてみた食べ物の慣用句。シュークリームの甘さに救われた雨の日。おじいちゃんが作ってくれた袋麺のカレーうどん。「食べ物」を起点に、笑いから涙までがぎゅっと詰まった三十七篇。読めばきっと、大切なひとと分かちあった食べ物の記憶があたたかく蘇る。著者の原点である大人気自費出版本が、書き下ろしを大幅に加え、装いも新たに文庫化しました。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

味を表現することばの選び方とか、食べることへの感激とか、ふふっとなる文章。野菜テキスタイル類語辞典、食べ物香水選手権…パワーワードすぎる。面白い。

生きることとか、愛することとか、自分を大切にすることとか、そういうことを食べることを通じて考えて、ことばにして、また考えて…という本で、すごく誠実な感じがした。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

食べもののエッセイと聞くと、料理上手な人やグルメな人が書いたおいしそうな話を想像していたけれど、良い意味で裏切られた。

ラーメンの具の再編について。
同じものばかり頼んでしまう外食のこと。
すきなものを最後に残す派か、最初に食べる派か。

……あ、わたしのことかな、と思うような話が37篇も続く。

この中に「食べるのが遅い」話が出てくるのだけれど、ひらいさんはずっとそれが悩みだったらしい。わたしは真逆で、子供のころから食べるのが異常に早くて、いつも恥ずかしかった。給食で1番に食べ終わるのが嫌で、最後のひとくちをわざと残して、みんなに合わせたりしていた。遅くても早くても悩むのか……と、思わず苦笑いしてしまった。

食べることって、記憶とつながっていて、人とつながっていて、自分の性格とも深くつながっているんだなあと、しみじみ実感した一冊。

ひらいさんの文章は飾らず真っ直ぐで、とても正直。するする読めるのに、じわじわ残る。疲れたなというとき、またそっと開きたい。

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2026年04月23日

Posted by ブクログ

食欲が湧く!という感じのエッセイてはなく、食べ物を通じて自分の考えや食べ物の別の一面を気づかせてくれるようなエッセイ

おいしいと感じることも感情の1つなんだなと再確認

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

食は味や視覚だけでなく、その時の心境やエピソードが繋がって記憶に残るのだと感じた。
食を楽しめることは幸せなことでもあるし、人生を良くも悪くも左右するもの。
ついつい動画を観ながらご飯を食べてしまうことがあるけど、食に意識を向けながらご飯を食べたいなと思った。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

卵シールって、私にとっては殻と一緒に捨ててしまう存在だけど、けっこう違いがあるんだな。王道な食エッセイを求めて読むと肩透かしを食らう。私は食らった。思わず涎が垂れそうな「美味しそう」や「食べてみたい」感じはない。この本は、食べ物ではなく、著者の感性にこそ特長がある。個人的には食というより、ヒューマンドラマに分類される一冊。

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

あたたかいな。と思った。料理の温度はもちろん、作者の心の温度も伝わってきそうな文章。

1日3食(たまにおやつ)の限られた回数で何を食べるか真剣に考えたい。
食の好みが同じ人に合うと嬉しい、私もお肉苦手だ〜

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

食べ物に対する感覚や味の感じ方、表現が結構独特でした。
なので、読んでいて美味しいそう食べてみたいという感覚にはならなかったのですが、「おいしいが聞こえない」を読んで、普段は忘れがちな自分を労わることの大切さを思い出しました。

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

「食べるために生きている」と言い切れるほどの、からっとした気持ちで日々を過ごしたい。だけど、生きることを肯定するためのごはんを食べて、今の自分がここにいるんだということも忘れずにいたいと思う。P151

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

7歳の頃からたまご(の上についている)シールを集めているライター、作家による飯バナ。これまで食エッセイと言えば、たいてい好き嫌いなく、とにかく、美味しそうな話。というのが定石だと思っていたけれど、白いものが食べられない話から始まって、食べるのが遅い話や「おいしい」がわからなくなる話など、キツい話が多かった。でも、本当はこういう話の方がリアルなんだとも思う。

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2025年11月29日

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