あらすじ
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なぜスイス人のほうが日本人より豊かなのか? スイスで活躍した著者が伝える人生の本当の豊かさが手に入るスイス流の生き方。
■将来に不安を感じている読者へ、スイス流の「自立」と「時間を味方にする生き方」を紹介。
■お金や資産の豊かさはもちろん、人生における本当の豊かさを目指して、「がらくた」ではなく「ヴィンテージ」になれる秘密をスイス人の生き方から探る。
■スイス人のようにゆったりとかつ自立した生き方をすることで、本当に豊かな人生を味わえることを提案する生き方ガイドブック。
■<内容例>
はじめに 日本人より、ずっと豊かなスイス人
第1章 必要なものにだけお金をかける暮らし方(節約編)
第2章 消費は少なく、投資を多く(時間とともに良くなる編)
第3章 自立して豊かになる知恵(自立編)
第4章 実はとても貧しかったスイス人 (歴史編)
第5章「がらくた」ではなく「ヴィンテージ」になろう(気づき、応用編)
おわりに 本当に豊かで幸せな人生を送るには
多根 幹雄(タネミキオ):クローバー・アセットマネジメント代表取締役社長、株式会社三城ホールディングス 代表取締役副社長。1959年兵庫県生まれ、慶應義塾大学商学部卒業、慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了。1999年~2007年ジュネーブを拠点にスイス子会社PARIS MIKI INTERNATIONAL SAの執行責任者兼運用責任者として主にグループの資金運用を行う。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
メガネの三城(現三城ホールディングス)の副社長著。とても読みやすく説得力がある。
戦争を放棄した日本と、永世中立国スイス。似ているようで国民の意識はずいぶん違う。スイスと比べると、日本がどれだけ平和ボケしていて働きにくくて無駄が多いかということが1つ1つの事例からよくわかる。
海外に出て初めて日本のことがよく分かると言うけれど、出なくても本を読むとだいぶ分かる。もし現地に行ったとして自分が感じられるひとかけらの事で判断するより、もっとレベルの高い人が感じたことを書いた本を日本語で読ませてもらうほうが理解は深まるかもしれない。
コロナで海外に行けない負け惜しみではない、つもり!
Posted by ブクログ
さわかみ投信の澤上篤人「俺の本棚」の20周年記念に選ばれた本当いうことで早速購入してみました。
内容はとてもわかりやすく、私たち日本人の意識と若干異なる世界で生きてきた人からのメッセージと感じました。
「安物買いの銭失い」ではなく、「安物買いの時間失い」がこの本のメッセージであると感じました。
「がたくた」=100円ショップ
「ヴィンテージ」=何十年ものの調理道具、色あせない部屋飾り
日本で最近流行っている「ミニマリスト」はスイスの人からすると普通に行っていることなんです。
日本は企業努力のおかげでリーズナブルにものが買えるので、その代わりにものが増えてしまうという習慣になってしまいました。
そのため新しく新設されるのは、大型ショッピングモールばかりで、消費を中心とした生活に慣れてしまっています。
私の住んでいる地域は幸いにもショッピングモールがなく、ひっそりとしていますが、食品が揃う商店街が近くにあり、子供達も時折遊んでいる姿が見えます。 私の子供もこの商店街が好きで、この商店街に戻ってくると、スキップをしたりするほどです。 働いている人からは声をかけてもらえるのも、商店街ならではですね。
モールですと、働いている人は地元の人ではありますが、いずれは出て行ってしまう人。 他人ですが、商店街で働いている人は生活の場所です。
こう考えると、
「がたくた」=ショッピングモール
「ヴィンテージ」=商店街
とも言えます。
書著は読みやすいので、数時間で読み終えることが出来るので、何度も繰り返し読めますよ。
Posted by ブクログ
ここに書かれていない税金が高いなどのことは他にもあるにせよ、国任せでなく自分たちでやっていくんだというやり方が随所に見られ、魅力を感じた。
別の大変さがあるんだろうけど、ここにいれば個の力がつきそう。
Posted by ブクログ
【こんな時に読みたい】
・気付いたら家の中は不要なものに溢れている
・週末の度に買い物しかしていない
・数年前は高いモノだったのに、今や無価値で哀しい
Posted by ブクログ
ここでいうヴィンテージとは、単にアンティークなもの、だけではなくて、どんな行為でも国家的な決断でも、時が経つほど良い選択を、という広範囲の意味。
印象に残った言葉:
なにかを選択するとき、「これを選んだときから10年後、どうなっているだろう。30年後はどうだろうか」ということを、ちょっとイメージしてみることが、大切。
もともと環境に対しての意識や、使わなくなったものの再利用に個人的にこだわってきていたので、スイスの文化がとても羨ましく感じ、やはり日本が早く見習ってほしく思い、読みながらもどかしかった。