あらすじ
大事なものはいつも傍にあった。
厳格な父に縛られ生きてきた青年・石川。
父の死後、どこか様子がおかしくなってーー。
男性ふたりの特別な友情を描く表題作「四十九日のお終いに」ほか、
漫画誌ハルタに掲載されたすべての読切&商業未発表作品を収録。
描き下ろし漫画「四十九日のお終いに -その後-」全10ページは必見!
デビュー連載『いやはや熱海くん』第1巻と同時刊行。
感情タグBEST3
好きな世界
「いやはや熱海くん」を読んで、世界観が好きで、こちらも試し読みして!やっぱり良いなーと思い購入しました。またぶらりと読み返したくなると思います。
Posted by ブクログ
うわーーーーーー、この空気で息をして生きたい。書店バイト中に表紙をちらっと見かけて、直ぐ購入した。すべての作品に何度も振り返って読んで、噛み締めて、苦さとか甘さとか全部受け止めて、これを世界と呼びたいーー!!という感情。
真っ直ぐ、単純に、一本道に邪な思いで心の醜い部分にぶっ刺さった作品が多かったです。『しらない人』『桃と道行き』『桃色の夢』、刺さった。
Posted by ブクログ
海はいかない
四十九日のお終いに
桃と道行き
が好きだった。ブロマンスや軽いBLのようなもの有り。最後の方は作画がちょっと荒くて初期の方に書いたものなのかなあと思うと作画の変遷を知れる。どの話も心が少し温まるような、決して2次元世界に留まることの無い人間味のある話だった。好き
人世最大の成果 お前かもしれん
田沼先生の世界には人間がゆるく繋がって、生きているという感じがして、すごく良い。
恋愛だったり友情だったり、家族だったり、ただの知り合いだったり。縁がすごく自然に描かれている。
そして、どこかシュールな香りがするのもまた好み。
表題作の中のこのセリフ。
ああ、親子間の葛藤があっても、そう言える相手が一人でもいたら、自分の人生オッケーだよなと思える。そんなお話でした。