あらすじ
童話転生で悪役令嬢となってしまった私のリアル(?)シンデレラストーリー! 世界中で愛される童話『シンデレラ』 そんなシンデレラをいじめる義姉として、悪役令嬢のような形でこの世界に転生してしまっていた主人公・ステラは、童話の結末である破滅エンドを回避するべく、シンデレラと仲良くしようとするが…!? 元祖「悪役令嬢」であるシンデレラの義姉に転生した主人公をコミカルに描く、異色の童話転生物語、第1巻!
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シンデレラ
シンデレラの義姉に転生した主人公。
転生したとわかってからの行動力がすごい。
シンデレラが本当に良い子で流石童話だなと感じました。
なんでガラスの靴??
この漫画のストーリーを楽しむより先に、主人公が語っているシンデレラストーリーの内容が間違いだらけでイライラします(T_T)
グリム童話とシャルルペローの違いを主人公がわざわざ表にまでして語っているのですが、主人公の説明していることと違って、実際のグリム童話にはガラスの靴なんて一切出てきません。
いずれかぼちゃの馬車が出てくるのが確定みたいに楽しみにしているようですが、グリム童話のようになったら、かぼちゃの馬車(+魔法使いのおばあさん)なんていくら待っても出てきません。
違っていたら大変申し訳ないのですが、もしかしたら原作者さんはグリム童話を実際には読んでらっしゃらない・・?
なんとなくなんですがウィキペディアだけを読んで、グリム童話とシャルルペローの特徴的な違いの部分を読んで、あとのわざわざ説明のされていない箇所はどちらのシンデレラも同じ展開の同じ話なんだと勘違いをされているように見えるのです。
ペローのシンデレラはドイツ民話を膨らませたオリジナル性の強い作品。グリムはペローの名作に影響を受けながらもあくまでもドイツ民話により忠実に書かれている作品。この二つの話は似ているようで主軸以外の部分は別の話といってもいいくらいほとんどが違っています。
[虐待される→舞踏会に出る→靴を残す→見初められた王子に靴がきっかけで見つけてもらう→結婚]の大きな流れ以外はほとんどすべてが違っています。別に残酷な部分だけが違っているわけじゃありません。「シンデレラ グリム童話」の検索で読むことが可。
それとシンデレラの名前はどの話でもエラなのに、どうしてミラに?
ほかの部分のストーリー説明も微妙におかしなところがあるのですが、主人公がシンデレラオタクだと自己主張しながら余りにも堂々と間違いを語っているので、元話を知らない方がこれを見たらこれが事実なんだと勘違いしてしまいます。
途中でうんざりしてしまい、残念ではありますが読むのをあきらめてしまいました。