あらすじ
【この作品は同タイトル分冊版の17~20巻と描き下ろしイラストを収録した単行本版です】「あの頃のように戻りたいと僕は思っています──」悪魔の花嫁となる16歳の誕生日が近づくにつれ、恐怖と不安でいっぱいになっていく妹のリューナ。一方、姉のルジーは自分こそが悪魔に選ばれた娘と確信し、モリオンに嫁ぐ日を心待ちにしているが──。シスタークリシュナはモリオンとルジーを引き裂くため悪魔をもつらぬけるという剣を差し出し、「その剣で姉を殺しなさい」とリューナを唆す。クランはルジーが悪魔に心惹かれていることを知りながらレックス家を救うために彼女に婚約を申し出るが…それぞれの欲望と思惑が絡み合う第5巻!
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完結
元のお話がとても好きだったので、マンガでは展開が少々…結構違うけど、これはこれで楽しかった。
ただヒロインの狂気はめちゃめちゃ薄くなり、旦那様は美形一途スパダリマンに大変身、ラスボスシスターが出たことで妹ちゃんや毒家族の影が薄くなったなぁ、と。ヒロインのあの攻撃的…どころじゃない狂気の部分が垣間見えるのが好きだったので、マンガでは普通めの健気な女の子でちょっと残念。悪魔もふつうにいいひとになってしまって悪魔とは…?みたいな気持ちもあったり。
ヒロインがいなくなった後の、周りの人ほぼ全員悲劇のヒロイン化するのはおもしろい。ヒロインとはあんまり接触のなかったアインはともかく、それ以外全員やばい奴では…。マンガの妹ちゃんが「私はいつ悪魔に連れていかれるか恐怖の毎日だったのに」ってヒロインの悪魔の旦那様愛の日記でブチ切れてたけど、それはそう、とは思った笑。
恐怖の毎日のわりにマリーと共謀の置き去り事件とか姉への敵愾心ありすぎなので、まぁ元から性格は悪いんだろな…。