あらすじ
五歳のオバケ長七郎は、未熟で、消えることも、なにかに化けることもできません。はやく一人前のオバケになって、みんなをこわがらせたいと努力しますが、商店街の子どもたちやおとなにまで大人気。ちっともこわがってもらえません。そんな長七郎が、消えることができたら、こんどは、元に戻れなくなったり、おかしな事件がつぎつぎとおこります。人情味あふれる商店街を舞台にした、オバケのゆかいな物語です。
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Posted by ブクログ
寝てたら二百年経ってた、二百と五歳のこどものオバケ長七郎を主人公に、商店街の日常を描いたお話。
とにかく長七郎が可愛い。
嬉しい時はピンク色になるし、消しゴムで消さないと透明になれないし、何もかもが愛おしい!抱きしめたい!
そして、ひょんなことから長七郎と暮らすことになった“へなもんや”(骨董屋)の偏屈店主、源ジイとのやりとりもまた微笑ましくていい味出してます。
どこかにありそうで、なかなかない商店街の雰囲気が何故か懐かしく、優しい気持ちになれます。
子供向けではありますが、大人が読んでもほっとする本だと思いました。