あらすじ
へいたろうは、自分の名前が好きではありません。クラスの子にからかわれたからです。へいたろうは、いろいろな人に「名前」について話を聞くことにしました。改名のこと、世界の奇妙な名付け、人気の名前などを知ったへいたろうは次に、両親に自分の名前の由来を聞いてみることにしました。自分の名前と向き合う、へいたろう。はたして自分の名前を好きになれるのでしょうか。名前を通して自分自身や家族のことについて考えます。
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Posted by ブクログ
読み聞かせには15-20分かかるので、所々端折るしかないかも。
名前のことを言われるのが嫌、という子がいたので読み聞かせをした。
ぼくの名前はへいたろうという題名を聞いて、へいたろう?と反応する子も何人かいた。
名前の変え方や、付け方について色んな角度から書かれていて面白い。
「親からもらった名前なんだから大切にしないといけないんだよ」と諭す訳でもなく、「今は気に入らなくても大きくなったら気にいるかもしれないし、自分で自分の名前をかっこよくできたら素敵だよね」というメッセージがいい。
「私はこんな名前がよかった〜」とか「私もみんなに笑われて嫌なんだよね」などのつぶやきが聞こえてきた。
でも、名前って変えられないし、うまく付き合っていくしかないよね。
Posted by ブクログ
ちょっと古風だけどおおらかな響きが快い名前「へいたろう」。でも呼ばれる度に笑われて平太郎くんは自分の名前が好きじゃない。
様々な理由で名前に苦労しているお友達のケースや名前に関する雑学、名付けてくれたお父さんから由来を聞いたりと名前について子どもと話すきっかけにぴったりの絵本。もうすぐ7歳の息子にも由来と名前に込められた願いをしっかり伝えることができた。
平太郎くんがたどり着いた「じぶんで、じぶんのなまえをかっこよくできたら」という生き方次第でどんな名前もキラキラ輝く名前に変えられるという答えも素敵だな。
読み聞かせ中自分の名前が気に入っていると言っていた息子だが、「“りゅうおう”って名前がよかった」と最後に名前願望をポツリw誰にも憧れる名前ってあるねぇ。