あらすじ
深夜の芝浦のマンション前で焼死体が発見された。重ねられた自動車タイヤの中に立たせた人体を燃やすという残忍な手口は世間の耳目を集める。だが検視の結果、燃焼時には既に死亡していたこと、遺体は長時間冷凍されたものだったことが判明する。一方、新宿署留置管理課の武本は、歌舞伎町での喧嘩で逮捕、勾留された柏木という男の静かな佇まいが気になっていた。そんな中、西新宿のビル前で同様の手口の殺人放火事件が発生。武本は、新宿署の捜査本部に応援にきた警視庁刑事総務課の潮崎警視と再会する。〈武本&潮崎〉シリーズ第4弾!
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Posted by ブクログ
面白い。
猟奇的な遺体損壊事件が、物語の発端ですが、そこから東日本大震災の話へと行くとはねぇ。物語のプロットがうまく、中に引き込まれてしまいました。
捜査一課の正規の捜査員ではなく(あ!、一人一課の人物がいるけど、ちょっと傍流)、クセのある、しかし熱意もある(?)警察官の活躍により事件が解決。面白いですね。
Posted by ブクログ
次回作を早く読みたいです。
前半、留置所についての説明が、長過ぎな感はありましたが、後半からエンディングにかけては、グイグイと惹きつけられ、今作も読み応えがあり非常に良かったです。
Posted by ブクログ
大好きな警察もののシリーズ。
武本のラストのセリフにあるように、「やりきれない」事件であっても、最後は安堵のため息と共に肩の力を抜かせてくれる。
決して多作なペースではないものの、まだまだ続いてほしいなぁ。
Posted by ブクログ
賛否両論あるようですが、私はこのシリーズが大好き。
今回は武本の出番が少なくて寂しいと思っていたら、最後の最後で怒涛の大活躍を見せてくれました。
また、新たな加わった変わり者仲間の宇佐見が良い味を出しているし、正木も彼に突っ込まれることで持ち味が生きる典型的なボケ役として存在感がある。
しばらく自作が発表されていませんが、まさかこれでフェードアウトってことはないですよね?
Posted by ブクログ
明け方の港区芝浦のマンション前で焼死体が発見された。タイヤの中に立たせた人体を燃やすという残忍な手口は社会に衝撃を与える。
だが検視の結果、燃焼時には既に死亡していたことが判明する。一方、新宿署留置管理課の武本は、深夜の歌舞伎町での喧嘩で逮捕、勾留された柏木という男の静かな佇まいが気になっていた。
そんな中、西新宿のビル前で同様の手口の殺人放火事件が発生。武本は、新宿署の捜査本部に応援にきた警視庁刑事総務課刑事企画第一係の潮崎警視と再会する。
Posted by ブクログ
なぜ正木星里花だけずっとファーストネームの記述なのだ…と違和感を持ち続けながら読むことになりました。そこがあまり馴染めなかった点です。
ただ、ラストの武本の取り調べは鳥肌ものでした、