あらすじ
日常を脅かす“奴ら”を、我々【区役所】は「有害超獣」と名付けた――。
数日間、霧が晴れずにいた。その日の午後、霧が一段と深くなった時だった。“それ”は突如、山があったはずの部分から起き上がってきた。もはや山の面影すらなく5つの頭部を持つ巨大な獣がそこにいた……。太平洋上に存在する吉備津島。“それ”の出現を機に、次々と発生するようになった“奴ら”――超獣を制するため、人々は遂に立ち上がる。彼らの組織は【区役所】と呼ばれ、対超獣の最前線として日々戦い続けていた。全ては、人の営みを守るために。超獣たちに、支配されないために。
イラストレーターのToy(e)による、日常のなかで突如現れるクリーチャーの姿を描いたTwitterの人気シリーズがまさかのコミカライズ!
感情タグBEST3
スケール感はすごい
超獣や各兵器のスケール感はすごい。
「怪獣8号」より描写はずっと上と言えると思う。
ただ、設定がなあ。
岡山をモチーフにした絶海の孤島が存在するのはまだいい。
でも、そこに大都市が存在するというのはちょい違和感。
さらに、超獣たちによって崩壊し、見放されたと言いつつも、「区役所」の装備・規模が尋常ではないのも変。
クルマは最新のものだし、兵器もすごい。
人数もあれだけの兵器を運用するなら数万人規模だと思われる。
そもそも、本土から物資が普通に届いているからこそ成り立つわけで、だったら避難した方がいいじゃないと思う。
調査の為に部隊を残すのは必要だが、大部隊で駐屯し、日々生きるか死ぬかの戦いを強いられるのは割に合わなすぎる。
「海から来て海に去っていく」超獣など、他の地域への拡散リスクを考えると最も駆除すべき対象ではないの??
そういう基本設定が非常に甘く、リアリティが無い。
各キャラ達もリアリティが無く、いかにも「少年マンガ」的な、個性ばかりを強調している。
そう考えると、絵の雰囲気以外はごく平凡な作品、という事になるかな。
この先の展開も何となく読めるし。