あらすじ
なんでこんなところに…!? 突如出現した迷宮の最深部で極上料理のレストランが開店!!冒険者達は場違い感満載なレストランに怪しみつつも入店すると…出てくる料理が美味しくて全員メロメロに…!そんな「名(迷)店」の可愛らしいウェイトレスのアリスと、凝り性な天然おとぼけコックにはある秘密が…!?第3回なろうコン大賞受賞の新感覚料理ファンタジーが待望のコミック化!
...続きを読む感情タグBEST3
好感が持てる
今人気のジャンルである、異世界×料理系マンガ。
本作の特徴は、レストラン運営側が魔王とその部下という設定と、キレイで読みやすい絵、そして現代日本では当たり前の料理が異世界で出るというところだろうか?
確かに異世界とはいえ、読者になじみのない料理が出てきたのでは読む方は味の想像もできない。
その意味では、容易に味の想像ができる現代日本の料理を出すというのはある意味当然と言え、「異世界居酒屋「のぶ」」などの先行作でも同様の内容となっている。
ただ、あまりにも普通の料理…町中華やファミレスレベルのものばかりなため、いずれは飽きが来ると思われ、今後その点をどうするかが気になるところ。
絵はキレイで読みやすい。
ウェイトレス役もかわいくていいし、魔王も普通にさわやかな青年。
最初はこの魔王が現代日本からの転生者という設定かと思ったが、読んでいくとそうでもない様子。
どういう状況でこうなったのか、そこは今後少しずつ明かされていくのだろう。
一方の冒険者である客側は、かなり表現がオーバー。
最初はこれでもいいが、この先ずっとオーバーな表現が続くとこれまた飽きが来そうで、今後どうするのかこちらも気になるところ。
設定に甘い点も見られるが、全体的には丁寧に、また良心的に描かれている作品であり、好感が持てる。
この手のジャンルが好きな人にはいいと思う。