あらすじ
「いまさらお前のいない夜はいやだ」世話焼きの孝己は、いつでもどこでも寝てしまう体質の沙世と幼馴染同士。家族のように生まれ育ってきたが、物心ついた頃から沙世へ特別な想いを密かに寄せていた。大学生になり同居を始めるも、お世話係として変わらない日々。…ひとりでは何もできない沙世が自分にだけ縋ってくるようそばに寄り添いながら……。お互いが何よりも大切な存在であると分かりつつも、幼馴染以上にはならない二人。恋を知らない沙世とは一線を超えられず、持て余した熱は夜な夜な外で発散していた。一方、自分の知らない匂いをつけて帰宅してくる孝己に沙世は、幼い頃のとある出来事を思い出して――。【描き下ろし19Pあり】
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非常に
味のある作品でした。
こういう目の瞳孔開きっぱ、瞳の光度ゼロなキャラ、ぬるっとした線が好物なので非常に楽しく読ませていただきました。
タイトルからして情緒溢れまくりですし、冒頭から雰囲気出しまくりでサイコ味に浸れました。
完璧に整ってそうでとんでもねぇトラウマ拗らせ持ちと、何もできなそうで不自由だけれど純真無垢なピュア男子との幼なじみ共依存で絶妙マリアージュでした。ごちそうさまでした!
セツナーイ!
切ないような、温かいような、理不尽さにイラつくような不思議な読後感でした。さよちゃんの急に寝ちゃう病気は理解されにくい。確かにそうだけど、さよちゃんが達観した人な上に詞足らずだから益々人には理解されにくい。それも大変。幼馴染み君も拗らせまくってて切ない。過去がブルーになるほど理不尽だし。二人で支え合ってるけどお互いが見えてなかった的な?でも、さよちゃんが大人になった事で二人は益々ラブラブでしょう!後のお話も是非みたい!