あらすじ
【内容紹介】
柊月乃は生まれつき耳が聞こえない。季節は秋、文化祭の劇の練習に励む太陽と檄を飛ばす監督の桜だったが、アクシデント発生で月乃がヒロインの代役に! キスシーン(※フリ)もあるけど、無事成功なるか…!?
【担当編集のおすすめポイント】
・文化祭の出し物は「白雪姫(※桜ちゃん監督ver)」!王子様役の太陽とのキスシーン(※フリ)にドキマギしちゃう月乃だけど、ハプニング発生で演劇どころじゃなくなっちゃう…!?
・ようやく太陽への恋心を自覚した月乃!恋する乙女になった月乃のいじらしさにキュンキュンしちゃってください!!!
・いつも月乃をからかってばかりのお姉ちゃん。だけど本当は自分のしたいことを我慢しても月乃を優先しちゃう、優しいお姉ちゃんなんです。そんなほっこりしちゃうエピソードも必見です!
・季節は冬!クリスマスがやってきた!!太陽抜きのクリスマス女子会のトランプ勝負で負けた月乃は、好きな人を暴露することに…!?
・太陽にまさかの許嫁の存在が発覚!?もちろん太陽にはその気はなかったけれど、話の流れでなぜだかお付き合いすることに!?!
・自分と太陽の許嫁を比べて落ち込む月乃。だけど大切な友達たちからの「耳が聞こえないとかそんなこと気にして友達になった覚えはない!」という温かい言葉に後押しされて、ついに太陽にこの想いを伝える決心を…!!
・コミックスだけの描き下ろし漫画ももちろん収録!卒業式の前日、なぜか月乃が手話でさながら太陽の様な言動を繰り返す、いつもと真逆な性格になってしまい…!?
【収録話数】
第33話~最終話&その後の4コマ(第33話~第47話)&コミックスだけの描き下ろし短編を収録!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最後まで読んで最終巻であることに気付き、ショック。
でも、最終巻もとても面白かった。
月乃と太陽、他の友だちの絡みがすごく良かった作品。何度もふふっと笑ってしまう。
最後、卒業式の終わり方も月乃と太陽らしくて良かった。UMA部顧問の桃ちゃん先生の恋にも笑った。
Posted by ブクログ
いい漫画だった〜!
1巻の時点では、手話がわからないのにわかるふりをしてアンジャッシュなコミュニケーションしているのが気になってました
「手話を勝手に解釈するのって思いやりがなさすぎるし、障害者への対応としてこんな描き方でいいの⋯?」とモヤモヤしてたんです
でも、合唱発表会で手話をしながら歌ったことをきっかけに、「手話ってフィーリングで身振り手振りをしたり、読み取るものじゃなくて、ちゃんと決まりのある言葉なんだ」と太陽くんが気付きます
いつの間にか手話を身に着けて、理解できるようになってて、その実力が4巻でも感じられるように描かれています
この流れ、さらっと描かれていて、強調されてないんだけど、「障害者だから配慮しなきゃ!」って感じがない、とてもフラットな視点で主人公との関係を深めていると思うんですよ
手話も学ぶのに、義務感とか、勉強モードとか、歩み寄ってあげようみたいな無意識の上から目線がなく、すごくいいなぁと、この漫画の最初の印象から逆転しました
お姉ちゃんとの会話でも、「夕食何がいい〜?」って妹に聞きつつ、意見が違ったから姉は自分が食べたいものをお母さんに伝えちゃったりするんです
これも最初は「障害者に配慮がないけどいいの⋯?」と思ったけど、よく考えたら、姉妹の会話の内容を、親には都合のいいように話すってあるあるかもとハッとしました
なんでも障害者の妹に配慮するのが正解じゃないのかも、「フラットに一緒に過ごすってどういうことかなぁ」って考えさせられました
文化祭のくだりも、吹き替え方式で主役を演じたり、主人公がめちゃ運動神経抜群という意外性が活かされたり、河童のくだりもあったりと、素敵で思いやりのあるやさしい世界観と突拍子もないギャグとの温度差がすごくて、不思議な空気がこの漫画の魅力として発揮されています
と、こんな感じで基本温かな世界観ですが、この作品の途中では、前の学校での苦い思い出も登場します
話し方が普通じゃないということを指摘されて、学校に行くのがつらくなってしまい、その後転校⋯
のちに、その発言をした子に再会すると、実は「オンリーワンでいいじゃん!」という気持ちの発言だったという展開でした
正直、耳が聞こえないというと、何かしら大変なこともあって、この漫画のようないい人、いい友達ばかりのやさしい世界で完結しないのでは、と思うところもあります
ですが、そういう辛いトラウマを深掘りするような作品ではなく(聲の形とかそうですよね)、始終あたたかな作品であり続けるのも、世に発信するひとつの形として、意義のあるスタンスだと思います
おもしろい作品をありがとうございました!