【感想・ネタバレ】遺す言葉 「寂庵だより」2017-2008年よりのレビュー

あらすじ

誰かを幸せにするためによく動き、よく働いた。寂聴さんが編集長を務めた「寂庵だより」から晩年の随想10年分を収録。 これはもう、生きすぎたケジメをつけなければならぬ時がきたと覚悟を決めた。決めたものの、その実行が以前のようにさっさとできないのである。遺書も書けていないし、身辺整理も何一つ出来ていない。このままでは死にも出来そうにない。(「生きすぎたケジメ」より) もう、今夜死んでも不思議ではない年齢だ。今となっては、何も思い残すことはない。書き足りない想いもない。出家したおかげで、あの世を私は信じている。あの世で、先に逝ったすべての人に再会できると信じている。(「法臘四十歳」より)

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Posted by ブクログ

体が追いつかないということ 精力的に活動されてきた寂聴さんも、体年齢には敵わず。
しかし自分の死後の準備を考え、かつスタッフからもそれを、サポートしてもらえるということは十分に幸せなことでは。
まなほさんが「イ、エ、イ」と示したところなど笑ってしまった。

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2025年12月18日

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