【感想・ネタバレ】ハラヘリ読書のレビュー

あらすじ

森茉莉の書く“シュウクリイム”、
内田百けんの書く“おかうこ”、
村上春樹の書く“オムレツ”
森見登美彦の書く“お酒” etc……

古今東西の名作に登場する美味しそうな食べものを、
食いしん坊の作者独自の目線で語るコミックエッセイ。

遠い存在だった文豪や、物語の登場人物たちが、
いつの間にか身近に感じられる名作レビューエッセイです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

著者のユーモラスなのに丁寧で文学的な文章と、まさにそれを表したシンプルで可愛らしく趣のある絵とが、「本」をテーマにした著書にこの上無いくらいぴったり合っていて、
エッセイ漫画なのに小説を読んでいるときの気分にもなれるような独特の雰囲気がとても良かったです。

特に「第4話・黒髪の乙女といただく"お酒"」の話が好きで、著者の題材にする本に対する敬慕の気持ちがすごく伝わってきて、私もこんな風に本と向き合いたいと心から思えました。
エッセイ内に登場人物として出てくる黒髪の乙女さんと朝子さんが可愛らしくてそこも好き。

この漫画を読んだ後、著者の感性を受けてから読む本はいつも以上に味わい深く感じられます。

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

食の描写をこよなく愛する宮田ナノさん。
私も同じく食の描写が大好きなので共感するところが多すぎて首がもげそうでした。
1日、いや半日で読み終えてしまいました。
森茉莉さんや群ようこさんの本を読んでみたい気持ちになります。

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

これめっちゃおもしろい!
読書と食育の両方を推進する完璧なコミックエッセイ。森鴎外の娘・森茉莉の「シュウクリイム」の話(「アイスクリイム」「フランボワアズ」のような独特の言い回しを「森茉莉語」と呼ぶ)からもう心掴まれた。なるほど〜と唸らされたり、大共感させられたり、げらげら爆笑させられたり、ノスタルジーな気持ちにさせられたり、いろいろな「感動」がある楽しい一冊でした。
作家や作品の取り上げ方もピカイチで、読んでみたいと思わされるし、食への向き合い方もちょっと新しい発見があったりする。ゆるーい絵柄も素敵!
特に角田光代さんを取り上げた「苦手だった食べもの」の段に共感の嵐だった。首もげるかと思うほど頷きながら読んだ。

心惹かれるものや考え方が作者にほとんど同じだなーと思ったら、やっぱりほぼ同年代だった(いろいろのものについて私がジャストでハマった時期より作者さんの方が若かったから、同年代でも若干年下さんかな?と思ったのも当たってた笑)。

BOOK HOTEL京都九条にて読書

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2025年03月25日

Posted by ブクログ

以前漫画アプリで拝見してから一目惚れ。
繰り返し読みたくて、念願の紙の本を購入しました。
読み返す度に温かい気持ちになる作品で、漫画というよりエッセイの様な読み味です。
この本で紹介されている作品も何冊か読みましたが、どれもいい作品です。
積読を増やすにはもってこい。
まだ読めていない本も多いので、これから私も積読を増やしたいと思います。

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2024年12月08日

Posted by ブクログ

古今東西の名作に登場する美味しそうな食べ物を、食いしん坊の作者独自の目線で語るコミックエッセイ。宮田ナノさんの作品は、平成版さくらももこみたいでなんだか親しみを感じやすい。また絵が可愛く、着眼点がユニークでストーリーも面白く、趣味嗜好も似ているところがあり、読むたびに好きだなと思う。多読というより何度も同じ本を擦り切れるまで繰り返し読む著者だからこその本紹介は、どの本も魅力がよく伝わってきて、すでに読んだことのある本たちもまた読みたくなってしまった。

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2024年10月25日

Posted by ブクログ

コミックエッセイ。テーマは「本の中の食べもの」
作者の絵や言葉のセンス好きだなって思いながら、クスクス笑いながら読んだ。

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2024年10月01日

Posted by ブクログ

すっごい面白かった!!!
ここで紹介されてる本も読みたくなった〜
読みたいってずっと思ってる「夜は短し歩けよ乙女」も紹介されてて読みたい度が上がっちゃった
私もごはんの本が大好きで読みながら妄想してるからそれが可視化されてて面白かった〜

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2024年09月29日

Posted by ブクログ

何回も読み返している。特に森茉莉の引用が素敵。
この本で紹介されている作者の本を読みたくなる!

先日宮田ナノさんの個展に行ったときも、一番お気に入りのこの本にサインをもらった。好きすぎてそれは保存用にして、もう一冊読む用のを買った。

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2024年10月14日

Posted by ブクログ

本の中に出てくる美味しい食べ物を紹介したエッセイ漫画。
美味しいものが出てくる本が大好きなので面白かった。イラストもゆるくて可愛い。読みたい本のリストがまた増えてしまった。中でも森茉莉さんの言葉選びがオシャレですごくいいですね。読んでみようと思います。

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2024年08月14日

Posted by ブクログ

どの話も本と作家さんへの愛情を感じられて良かった。
それから、どの描写も本当に美味しそう。どの場面も食の尊さを感じる描写だった。
それから、絵が素朴で可愛い!素朴さの中に光る絵のうまさ。
最後に、田舎へ帰省した時のことや、幼少期のころのことが描いてあり、のびのびと、素敵な環境で育ったんだろうと感じた。ここが宮田さんのルーツなんだろうか。
もっと読みたい。

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2024年05月24日

Posted by ブクログ

本が大好き、特に食べる表現が巧みな本ばかり、筆者の目線で面白おかしく描いたエッセイ漫画。
既に何冊か読みたい本が出てきてしまうほど、魅力的な本ばかりだ。是非宮田先生と同じ世界を見てみたいので、順番に読んでみようと思う。
正直私もジャンルを広く読むわけではないので、こういった本の紹介をしてもらえる本(漫画)は大助かりだ。作家によって、食べることへの向き合い方、表現、想いというのはさまざまで、フレーズも美しく胸を打つ。
宮田先生はレトロチックな絵柄で読んでいても心地よい。クスリと笑ってしまう箇所があって、とても面白かった。

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2024年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

食欲と読書欲をいっぺんに刺激するコミックエッセイ。
村上春樹さんのオムレツのオシャレさにため息がでる。
堀井和子さんのブレックファーストはとても素敵だが、いい加減な私は、作者とともに道のりの険しさ果てしなさに力尽きる。
石井好子さん群ようこさんの失敗料理、トラブルクッキングに笑ってしまう。
ナルニア国のプリンに昔読んだ本を思い出す。
そして、森見登美彦さんのお酒!黒髪の乙女のラムと偽電気ブラン!飲んでみたいなぁ~と思っていたことを思い出した。
作家さんは食べる事をなんて個性的に表現できるのだろう!
食べ物のエッセイ、小説などが好きな人はちょっと読んでみてほしいです。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

引用された文章+ホッコリする画の力もあって魅力的なものがいっぱいでした!
とにかく面白かった!!

森茉莉は、名前だけ知っていて読んだことがなかったけれど、この第1話だけで「読みたい!!」という気持ちを駆り立てられたし、何よりずっと気になっているのに手に取らずじまいだった内田百閒も、まずは「御馳走帖」からすぐにでも読みたくなりました。

石井好子のエッセイも気になるし、角田光代のエッセイ『今日もごちそうさまでした』もその偏食克服っぷりを知りたくなって読みたくなったし、水上勉も…この本きっかけで読みたくなった作家・作品がドドンと増えました。

いろんな角度から「たべもの・のみもの」にスポットライトがあてられているような多彩な切り口で、宮田さんご本人は冒頭で”気楽な本読み”だと謙遜しているものの、その読書量と読み込む力の凄さに感服しました。

色んな作家作品が紹介される中、個人的に一番好きなのは、小2の時の国語の教科書にあった『かさこじぞう』にでてくる「つけな かみかみ おゆをのんで やすみました」に衝撃を受けて、白菜の漬物が出てくる冬を待ち焦がれていたご本人エピソードでした。

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2024年01月11日

Posted by ブクログ

食にまつわる読書エッセイ
素敵なイラストと食に対する高い感性にワクワクする
短編のように区切られているのも読みやすく、参考文献として紹介されている本も読みたくなる!
自分も食に関する本が好きなんだと改めて気づいた

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2023年12月27日

Posted by ブクログ

クラシカルな雰囲気のイラストが素敵です。
美味しいご飯と本は相性が良いですね。

ちょっと本を読みたいけど何がいいかなって時に紹介本としても良いかもしれません。

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2023年06月11日

Posted by ブクログ

私が食べ物エッセイが好きな理由がなんとなくわかった気がする。紹介されている本全部読みたい。私のおすすめの本も人におすすめしたくなる。

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2023年02月28日

匿名

購入済み

一目惚れと言っても過言ではないほど、このマンガに強く惹きつけられて即買い。
今年1番買ってよかったです。
全てが大好き!

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2022年12月10日

Posted by ブクログ

食エッセイ、私も好きだけど宮田ナノさんに比べたら私なんて全然読んでないなぁと思うほど、宮田さんの愛が深かった。かわいいイラストのマンガのあとに短いコラムが挟まる構成が良くて、想像以上に読み応えのある1冊でした。後半に入っていた「日々郷愁」という作品もとってもよかった!小学2年生で「つけなかみかみ」に心奪われるとは、、物事の本質というか、本当に大事なことが分かっている子供だったんだなぁ..。

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2025年06月03日

Posted by ブクログ

素敵なエッセイ〜。ハラヘリで食べたくなる、というよりは紹介された本を読みたくなる読書体験でした。
シュウクリイム、オムレツ、お酒…良いね良いね。失敗料理にはクスッと笑いつつ、丁寧な朝食に憧れて…。気になった本たくさんあったので読んでみよう。

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2025年04月14日

Posted by ブクログ

可愛いー。紹介されてる本、早速ポチった。内田百閒さんの御馳走帖。村上春樹さんの村上ラヂオ!こういう出会いがあるから、読書はやめられない。本はズッ友!

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2025年01月29日

Posted by ブクログ

お、おしゃれ〜!!!と心が震える食がテーマの本についての本でした。
絵がオシャレ可愛いし、読んでいる本もおしゃれに見える。感性がおしゃれ。でも親しみやすさもあって良い。
出てきた本も読んでみたいけれど、やや古い本が多いので少し畏れ多いかな。でも森茉莉は読んでみたい。

私は食べることは大好きだけど、何でも美味しいとにかくお腹いっぱいになりたいという貧乏舌だし、子どもが小さいのでここ何年かはどうやったら食べてもらえるのかという闘いのように感じることもある。
だから、あぁこんな風に心が豊かになるような食の味わい方をしたいし、子どもにもなってほしいと思いました。

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2024年06月29日

Posted by ブクログ

出てくる本を読みたくなってくる!
内田百閒や水上勉は全然知らなかったので「こんな感じの人なんだー」と面白かった。

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2024年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

63
「よいところを見せたい」
という気持ちよりも
「楽しい一夜を過ごそう」
と考えて素直になる方が、人生は楽しい

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

エッセイってあんまり好きじゃなかったけど、ナノさんのお陰で良さがわかった感じ。本への愛が強くて普通に尊敬なんだよな…

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2025年07月11日

Posted by ブクログ

食べ物のエッセイとか物語が好きだから共感。
同じ食べ物でも場面とか作者さんによって書き方が全然違う。

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2025年05月25日

Posted by ブクログ

全部の章が好きで始まり、好きで終わった。
もう大満足。宮田さんのゆるりとしたイラストが沁みる〜〜

わたしも食べ物エッセイや、本の中に描かれている食べ物の描写が好きだけど、あまり記憶に残っているの作品が少ないのはメモを取って読んでないからかしら。

3話の村上春樹さんが考える、オムレツ作りに一番適したシチュエーション最高。文章がもうえちちだ〜何気なく気軽にオムレツは作れないよ。

それでも、4話の黒髪の少女のラムの件は何度も頷きながら読んだ。少女の豪酒具合は、勢いやペースの速さは凄まじいんだけど、森見先生の可憐で品のある描写で全然粗さを感じないのも良い。
お酒に対してのハードルが下がりそう。

8話の堀井さんのストーリー展開、筧先生の『認知症世界の歩き方』を思い起こす様でチラついた。
堀井さんの様に、丁寧に朝を迎えるために準備するのは難しいけど、自分なりの朝を大事にしたいなあ。朝ごはんは食べて出勤したい!

水上努さんの『土を喰う日々』も良かった〜
映画はスクリーンで堪能したけど、そういえば原作は読んでいないなと。読まなきゃ。

ナルニア国も読んだことないけど、宮田さんの選んだプリンのシーンすごく美味しそう。小さないろんなプリンが一つのお皿に並んでてかわいいし、ときめいた。訳の「どのプリンもふわふわして、あまくて」のシーンふわふわ??と謎だったけど、なるほど。原作だと、別の「ターキッシュディライト」というお菓子なのか。写真で見たら確かにふわふわもちもちしてそう。クリスマスに食べたいかわいさ。
翻訳者のチョイスが作品を壊さず引き立てているのだな〜

「日々郷愁」 宮田さんと家族の思い出を分けてもらえるみたい。親戚や家族と仲良いなあ。羨ましいと思いながら捲りつつ。そういえば、『もしもし、こちらは夜です』でもこのカットに似たイラスト見たな??
父以外、星空案内人の資格?を持っているのも読んだっけ。(父が一番星に詳しいとのことなのに)

カバーめくって読める、漫画も良かった。
子供の頃から既に絵本作りされている宮田さん…出会う前の森茉莉さんの影を感じる描写…ドキドキした


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2024年11月06日

Posted by ブクログ

エッセイをあまり読まない私にとって、紹介されるどれも楽しそうな本ばかりで、刺激的でした♪
食エッセイのしばりだけで、描写が表情豊かで、宮田ナノさんてカワイイ方なんだろうなと思いました。
8話のブレックファーストの回は面白かったです!

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2024年07月14日

Posted by ブクログ

沢庵は美味しいし、村上春樹の食に関する描写は完全にやばいし、黒髪の乙女は最高。

村上春樹の小説も著者の宮田さんにはぜひとも読んでほしい。べろんべろんになるから。

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2024年01月18日

Posted by ブクログ

古今東西の名作に登場する美味しそうな食べものを、食いしん坊の作者独自の目線で語るコミックエッセイ。
森見登美彦や森茉莉の作品から食べものにまつわる部分が紹介されていて、すごく分かるー!と共感の嵐。そしてそれぞれの著者への愛情やリスペクトが伝わってきて、読んでいて心地が良い。私も大好きな作品もあってほっこり。読んだことない作品については今度手に取ってみたいなあ。ただし夜中に読むとおなかがへってきてつらいので、満腹時をおすすめします(笑)

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2023年09月02日

Posted by ブクログ

とっても渋いチョイスの本が紹介されているなーという印象でした。かわいい世界観が読んでいて心地よかったです。

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2023年03月18日

Posted by ブクログ

本当に本が好きなんだなあ。
育ちの良さが伺えて作者とご家族を好きになった。

どの紹介も素敵なのだけれど、やはり森茉莉の紹介がダントツでそそられた。
『シュウクリイム』
なんと甘美な響きなのだろうか。
読み終わってすぐにシュウクリイムとコオヒイを買いに行った。

文字数も多過ぎず、かと言って買って損したと思う程薄くない内容、少な過ぎず多過ぎもしない文章にこれでもかという程魅力が詰まっていた。
食べ物と読書が好きな人はぜひ読んで欲しい。

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2022年10月18日

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fufu.。.:*

#アツい #癒やされる #切ない

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2022年09月30日

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