【感想・ネタバレ】解剖探偵のレビュー

あらすじ

八王子署の新人刑事・祝依 然(いわい ぜん)は、首吊り死体発見の報を受け、現場に急行する。
先輩刑事の相田は自殺で処理しようとするが、祝依はこの事件が他殺だと知っている。
部屋の隅に佇む、男性の霊が見えるから――。

しかし事件性を主張するも、先輩に一蹴されてしまう。
そこに現れたのは、担当の解剖医・霧崎真理(きりさき まり)。
八王子医大病院の法医学教室に所属する、風変わりだが凄腕の解剖医だという。
ゴシックロリータファッションの上から白衣をまとった彼女は、この死体が他殺である可能性を指摘し……。

「生きている人間は嘘を吐きますが、死体は嘘を吐きません」
傷を抱えたバディが、事件にメスを入れる! 注目の法医学ミステリ。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

殺された人の幽霊が見えるという答えがわかった状態からそれをどう証明されていくのか、その事件からのストーリーの展開が面白くてどんどんページが進みました。また、SNSも絡んだことでリアルな生々しさも感じました。
次作も買いです。

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2024年11月13日

Posted by ブクログ

面白かった!
犯人は誰?っていう本の帯がまさにその通り!って感じでした。
犯人に行き着くまでの展開がめちゃくちゃ面白かった!
続編があって欲しい一冊です!

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2023年10月15日

Posted by ブクログ

幽霊の見える新人刑事とのバディものとあったので、もっとフワフワした感じなのかと思ったら、ガッツリ解剖学観点からの実証と捜査、登場人物全員が犯人かのようなミスリードもあって、グイグイ引き込まれました

後半のもしかして、というヒリヒリするような追い詰められ方にも楽しませてもらえました
とても面白かった

まだ過去の事件の真相も明らかになっていないし、続編が待ち遠しいです

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2022年09月22日

Posted by ブクログ

 殺された人間の霊が見える新人刑事・祝依然とゴスロリ服に白衣を纏った美人解剖医・霧崎真理が事件を捜査するミステリーで、解剖を通じて推理する過程や読みやすい文体、二人が抱える傷の痛ましさなど気になる要素がたくさんあって面白かった。続きを匂わせるラストだったので続編も楽しみ。

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2025年06月23日

Posted by ブクログ

遺体の描写が生々しかった。特にヤクザの人のやつはグロくて思わず顔を顰めてしまうほど。
お互いに傷を負ったバディということで、全体的に暗めで、犯人視点の描写もあって怖さもあった。

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2025年05月03日

Posted by ブクログ

地雷系法医学者と霊が視える刑事のバディもの
霊が出てくるからオカルト寄りかなと思ったらあまり霊要素はない
法医学観点から様々な謎を見つけ少しずつ明らかにしていく
今回は医療過誤がテーマ
現在のインターネット社会の問題点が描かれており、いつ自分が加害者や被害者になるかわからない怖さがある

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2024年08月07日

Posted by ブクログ

解剖シーンや専門用語的なものはそこまでなかったので読みやすかったです。主人公は殺されてしまった人の幽霊が見えるという設定ですが、幽霊のおかげで事件解決!というよりは、解剖で真相を解き明かしていくといった内容です。

解剖医、霧崎真里(きりざきまり)の過去が気になりました。
少しだけ出ていたけれど結局どうなったのか…?
続編はあるのかな?
 
あと主人公、祝依然(いわいぜん)の名字の読み方が時々分からなくなってしまいますね…


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2023年09月04日

Posted by ブクログ

面白かった!
幽霊の見える刑事と、ゴスロリファッションでコミュ障の解剖医という二人の主人公のキャラクター造形がいい。読んでいて応援したくなる二人。
また、キャラクター小説としてだけではなく、解剖学の知識も興味深い。
ミステリとしては少々不満は残りつつも、楽しく読ませてもらった。
初読みの作家だったが、もっと他の作品を読んでみたいと思えるような小説だった。

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2023年06月04日

Posted by ブクログ

殺された人間の幽霊が見える主人公ー自殺だと見えない、おやまあ変てこな設定だが、この主人公が単なるへたれじゃないところはいいね。地雷系ゴシックロリータ女子の解剖医も相手役として不足なし、というかほとんどこっちの個性で物語が成り立っている感じかな。最後のあたりのどんでん返しぽい展開もいいね。

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2023年02月21日

Posted by ブクログ

情景が浮かびやすい言葉を使っていて躍動感があって面白かった。
キャストも連想しやすくてサスペンスドラマを頭の中で映像化しやすい作品であると思う。
あまり小説は読まない方だったが、これを機に読んでみたい

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2023年01月07日

Posted by ブクログ

幽霊が見える新人刑事と解剖医によるバディ?もの。

解剖や法医学メインではなく、霧崎先生の推理力によるところが多いかなといった感じです。現代のネットニュースや報道について考えさせられます。

後半はすごくテンポが速くなり、あっという間でした。

まだ霧崎先生の過去の事件は解決していなそうなので、今後も楽しみです。

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2022年10月16日

Posted by ブクログ

殺人被害者の霊が観える刑事と法医学教室の執刀医が、手を取り合ったり疑いあったりしながら事件を解決するお話。
今作では自殺に偽装した殺人を暴いていますが、ちょっとした違和感を解剖することでより明らかにしていく感じです。
それほど解剖シーンは多くないです。

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2022年09月01日

Posted by ブクログ

仄暗い闇纏う感情が最初から最後まで消えず、謎めくままに燻り次なる展開へ、といった感じでした。次作バリバリな繋げ方なので、今作だけと踏まえると少し物足りなさはあり。
美人で才覚ある解剖医。だがゴスロリで無口無表情といったクセのある霧崎さんは、登場から魅力を感じる描かれ方。
中々に掴めない言動で、まだ今作では謎も多く踏み込んで深堀りされてはいないのですが、静のみかと思っていたらカッコイイ動なるシーンもあるという所を披露してくれるので、そのギャップが良かったです。
疑惑だらけの人物達が多数出てくる中、途中途中で挟まれる犯人の心理描写があり、読んでいてあれこれと推理が楽しく、先を急いで読みました。
事件の核心に向かう終盤はやや一気に色々詰め込まれてきた感じを受け、情報整理やある人物の疑惑や本音たる心情吐露と今回の事件、その過去エピソードなど、繋がりが頭の中で上手くまとめられず少々混乱(頭の回転が鈍い故/笑)
まだ祝依さんとの関係もこれからといった感じで、霧崎さん自身の事件の真相もまだ解明されていないので次作の展開でどう動くのかが気になります。
祟られ屋シリーズファンには嬉しいサービスがあり、彼らに会いたくなりました。個人的には祟られ屋の方が好みなので続刊希望します!

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2022年08月31日

Posted by ブクログ

読書録「解剖探偵」3

著者 敷島シキ
出版 角川文庫

p164より引用
“ マスコミやネットで、こいつは悪い奴
だ、という雰囲気が作られると、その相手に
はもう何をしても許されると思い込む。なぜ
なら、こいつは悪い奴だからだ。悪を叩くの
は正義。すなわち自分こそが正義。正義は悪
に何をしても許される。
 そんな幼稚で頭の悪い理屈を、多くの人が
無意識に受け入れてる。”

 殺された人だけを霊として見ることが出来
る刑事を主人公とした、長編ミステリサスペ
ンス小説。
 パッと見て自殺と判断されるであろう死体
を前にして、その考えに異を唱える主人公・
祝依然。先輩刑事にははっきりとした根拠を
示せはしないが、祝依にはこの死体が殺され
たものであると判っていた…。

 上記の引用は、人の失敗に対する昨今の
世間の動きに対する一文。
悪い事をする人も大勢居るには居るのでしょ
うが、自分が被害を受けていないのなら、
他所まで行って騒ぎ立てなくてもとも思いま
す。ネットの時代になって、困った人やいた
ずらや失敗が、より多く目に付くようになっ
ていますが、注意を促す以上に騒ぎ立てるの
は、昔からあるメディアの人達と同じになっ
てしまうように思います。
便利な道具として、インターネットは良いも
ので面白い事を見せてくれるものですが、使
い方は良く良く考えたいものです。
 主人公にオカルトな要素があったり、読者
の推理をはぐらかす書き方があからさまに感
じるところはあります。しかし読み切ってし
まうと、後味は悪くない、良いミステリナノ
ではないでしょうか。
幽霊が見えるという主人公の設定が気に入る
人なら、今後の続巻も楽しめるシリーズにな
るでしょう。
 もう一人の主人公・霧崎真理の因縁につい
ても気になるところ、続きで描かれるのを
期待せざるを得ません。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

ゴスロリ解剖医と霊が視える刑事のバディ物。
表紙とタイトルの印象とは逆に淡々と事件が進行し、解剖表現もグロくなく非常に読みやすい!
医学的知識を使っての推理が物語に説得力を持たせており、シリーズ通しての謎を残しつつ終わるのが消化不良気味かな。

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2025年03月09日

Posted by ブクログ

殺された人の幽霊が見える主人公だが、そこまで幽霊要素は強くないかも。
とても読みやすく、あっという間に読み終えました!

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2025年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死者が見える新人刑事と、ゴスロリを着こなし人を寄せ付けない法医学者の一風変わったコンビもの。

解剖学に基づく知見・推理力をベースに事件の真相を解き明かしていくストーリー。解剖シーンの丁寧な描写や登場人物たちの疑わしさがテンポ良く展開され、どんどん引き込まれました。

物語の中で描かれるマスコミとSNSによる過剰なバッシングは近年社会問題になっている事例でもあり改めて考えさせられましが、その被害について異なるキャラが似た言葉を用いて長文で訴えかけるシーンがあり、作者の思想を感じてしまったのは残念。物語の山場となるシーンだったのでスッと現実に戻されるような感覚を覚えました。

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2024年03月01日

Posted by ブクログ

殺された人の幽霊が見える刑事と、ゴス衣装の法医学者が事件を解決していく〜という、一風変わったコンビだけれど、幽霊が見えるからといって犯人がわかるわけではないので比較的地に足ついた展開ではある。
話のテンポも良くて面白いんだけど、いまいち入り込めなかった。

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2023年11月03日

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