あらすじ
1984年、「自分たちの好きなことしかやらない!」と流行りの音楽に背を向けた男たちによって結成されたバンド「たま」であったが、世は空前のバンド・ブームに突入。
89年のイカ天出場を機にオリコン初登場第1位、紅白出場など、ジャパニーズ・ドリームを果たした疾風怒濤の実録物語。パーカッションの石川浩司の自伝を原田高夕己が本書初出の新エピソードも追加して余す所なく漫画化!
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Posted by ブクログ
普通はここには漫画は登録しないのだが,原作の石川さんの本はすでに絶版(私は所蔵しているが)なので仕方ないと言うか,そういう意味でもやはり貴重な作品だと思うので登録しておく。
ブームから30年以上経って,最近の若い人はもう知らない人が多いかも知れない「たま」だが2000年代初めころに解散して(そこまで続いていたことを知らない人も多いかも)もメンバーそれぞれは今でもそれぞれ音楽活動を続けている。石川さんと知久さんはパスカルズのメンバーとして話題のドラマの劇伴なども担当しているバリバリの現役である。袂を分かってしまった柳原さん以外は,たまに3人で集まってライブをしているし,いつまでも元気で活動を続けて欲しい。
本当に私の音楽に対する意識を一気に衝撃的に塗り替えてしまった凄いバンドなので,そのバンドの真実の姿を多くの人に知ってほしい。最近ライブを時々観に行っている音楽ユニットさいたまの斉藤哲也さんは柳原さん脱退後にキーボードサポートとして一緒に活動されていた方でなかなか感慨深いのである。