あらすじ
監視カメラの網をくぐりぬける見えない殺人者!
人情派のミスター刑事・浜中康平が悲しき復讐者の仮面を剥がす!
会社社長が渋川市の自宅で殺害された。その右手の近くにはスペードのエースが置かれていた。事件を担当する捜査一課二係の浜中康平は麻薬取締官から被害者が麻薬取引にかかわっている可能性があり、半年前から自宅をカメラで監視していたとの情報を得る。カメラの映像を見せてもらう浜中達だが、そこには犯人と思しき人物は映ってはいなかった。
謎解きではビクともしない復讐者の仮面が、浜中のまっすぐな言葉と我が身を顧みない行動に少しずつ剥がれる兆しを見せる各場面は、本作でもとくに注目すべき読みどころであり、ある意味名探偵をも超越した救済者としての浜中を描き出すために絶大な効果を発揮しているのだ。(解説より:宇田川拓也【ときわ書房本店 文芸書・文庫担当】)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今回も妄想たっぷりしてる浜中刑事(笑)
謎を解く時はきっかけは浜中刑事でも閃くのは夏木刑事。そして尻をひっぱたくのが後輩の由未。由未が入ってから更に面白くなったきがする。今後のシリーズも楽しみだ。
Posted by ブクログ
09月-03。3.5点。
浜中刑事シリーズ。田舎の駐在さんになりたいのに、ツキもあって事件を解決する主人公。
ある会社社長が殺害される。麻取にもマークされていた社長だが、防犯カメラに犯人は写っておらず。。
結構面白かった。殺人トリックと自殺偽装トリックはなかなか面白い。
Posted by ブクログ
駐在に憧れる浜中刑事シリーズ。
監視カメラで見張られていた家で会社社長が殺害された。カメラ映像から出入りした人々を調べるが犯人とは思えず、事件は難航。その後第二の事件が起き…
3つの事件のハウダニット。大掛かりなトリックは現実的にはリスクが大きいと思うが、読むぶんには楽しい。浜中刑事が真摯な姿勢で犯人と対峙するのが読みどころか。
今回は浜中の妄想は控えめだが、現実から地続きで妄想に突入するのが笑った。