あらすじ
戦記小説『狼王英雄伝』の悪役宰相レナトゥスに転生した主人公は、幼少の頃から悪役ルート回避に奮闘することで一介の宮廷魔術師となることに成功し、宿敵となるはずだった騎士ブラッドリーからは友情を超えた熱烈な求愛を受けていた。ついに気持ちを通じ合わせた二人が王宮のローズガーデンでキスを交わしていると、この世界の宰相となった義兄・クラレンスにその現場を見られてしまい、ブラッドリーは原作通り危険な西方砦への長期赴任を命じられてしまう。自身が物語を歪めてしまった代償として起こる修正力の脅威に不安を覚えていたレナトゥスだったが、さらに大きな力が二人の間を引き裂こうとし――!?
【電子特別版】冬之ゆたんぽ先生の書き下ろしショートストーリー「クラレンスと“真夜中の逢瀬”の背景」を電子版だけに特別収録!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
再読
やっぱり、クラレンス視点の番外編が神すぎる
レナトゥスへの止められない恋愛感情と、家族愛の狭間で揺れるクラレンスの葛藤がグッとくるし、出した答えの比喩表現が美しすぎて何度読んでも心に響くなぁ……と!
そして番外編②では、ドスケベすぎる酔っ払った色気ダダ漏レナトゥスを堪能できて幸せ〜〜!
普段が純情なだけに、理性のタガが外れて妖艶にブラッドリーを誘うレナトゥスのギャップが堪らん!何となく悪役ismを感じる小悪魔さ…凄く良い……!
そんなレナトゥスにグッとくるも、何とか理性で耐えるブラッドリーの好青年感にめっちゃ萌えるし、結局最終的には「据え膳食わぬは…」で美味しく戴いちゃうブラッドリーも等身大男子って感じで非常に良き♡
面白い
すごい面白かった!3歳で仮面?紙袋をつけるようになるお話は最後までちょっと切なくなります。ブラットリーも好きだけど、お兄様…好き!!どうかお兄様も幸せになってほしい。好きな作家様が増えてしまった。
面白かった
前半は淡々とした印象でしたが、
クライマックスに向けては大きく展開して
面白かったです。
魔法とかそういった要素も強いので
単純にそういったファンタジー系が好きな人は
楽しめると思います。
ヴェシカやハートのくだりは切ないけど
嬉しいエピソードでもあり、ちょっと泣けた。
クラレンスの複雑な気持ちも泣けた〜( ・ ・̥̥̥ )
見事
こんな物語が書けるなんて凄い。もう一気に読むしかない抗えないストーリー。読み終えて陶然となりました。健気で一生懸命なレナと荒々しく斜め目線ながらレナのことになると一途なブラッドリー。クラレンス兄様も素敵過ぎました。BLたけどBLじゃなくても読みたいぞ!というかこの本がBLというだけで読まない人がいるなんて勿体ないと感じるほど夢中になって読みました。作者様が手がけるイラストも素敵で。最高に幸せな1冊でした。何度でも読み返したい。