あらすじ
昆虫に惹かれ、標本作りを趣味にしていた大学生の蝶野。ある日、バイトから帰宅するとアパートの火事で大切な昆虫標本ごと住居を失ってしまう。そんな不遇な蝶野に夜の公園で声をかけてきたのは、偶然にも愛読書の著者である昆虫学者・草薙出雲だった。出雲の厚意で家へ誘われた蝶野は、そこで美しい娘・當子と出会う。しかし蝶野が足を踏み入れた家には、恐ろしい秘密があり――!?※本作品は「蠱毒の家」電子連載1巻~6巻に書き下ろしを合わせたコミックス版となります。購入の際はお気をつけください。
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引き込まれる
2巻分+数話を読み終えての感想です。
まず、人物が魅力的だと思いました。
話も予想外の展開が多くて続きが気になって一気に読んでしまいました。
主人公は、特別カッコ良くも能力があるわけでもないし色々と問題を抱えていたりもするけれど、誠実で好感のもてる性格。
ヒロインは人間ではなく捕食者だけど、魅入られるほど綺麗な少女。
彼女を子どもの頃から育てているクセの強い男性とか、主人公の友達とか。
彼らの関係性が複雑に絡まり合って、ホラーよりもサスペンス味も強く、ハラハラしたり涙してしまったり、あっという間に引き込まれました。
着地点を色々と想像しながら、無理かもしれないけどできればいま残ってる皆んなが幸せになって欲しい、と思いながら読んでいます。