あらすじ
代々鮮魚卸を営む一家に育った著者。女性が極端に少ない魚業界へ家業の2代目として飛び込み、YouTubeやSNSで「思い」をシェア。「魚好き」とつながりながら、地域や社会から求められる「魚屋さんとして、日々邁進している。創業者である父のやり方を否定するのではなく、先代が苦手なこと、俯瞰で家業を見た時に出てくる弱点(穴)を冷静に分析。ゼロ→イチの成果を出すことで、職場の中で自分の強みを発揮できる「居場所」を手に入れてきた。「徹夜でのおせちづくり」のプロセスをSNSでシェアしたことが、共感ベースの原点。本書では、YouTubeではあまり語られることのなかった子ども時代から現在、そして未来について語りながら、共感ベースの仕事術や発想法について1冊にまとめました。YouTubeチャンネルで人気の、絶品お魚レシピや魚のさばき方の基本も紹介。
「私が魚屋の商いから学んだことが、皆さまのヒントになればうれしいです」。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
著者のことは存じてなく、本屋でなんとなく手に取った一冊。個人的には本当に出会えて良かった一冊。
著者が非常に賢くて、読みやすい一冊。軸がぶれず、ビジネス、働くことの本質を言葉にしてくれている。
個人経営の方だけではなく、多くの働く人に「共感」できる内容だと思う。YouTubeも見てみます。
Posted by ブクログ
とっても元気をもらい、勉強になった。仕事に対する意識、跡を継ぐことの葛藤、組織を運営するポイント、魚への愛。どれも面白い。ビジネスマンは必読なんじゃないかと思う内容でした。
魚をより楽しみ、味わっていきたいと思います。
鯨食べてみたい
Posted by ブクログ
共感ベース思考 IT企業をやめて魚屋さんになった私の商いの心得
著:森 朝奈
魚を通して、さまざまな人とつながりたい。魚屋の仕事、地域や社会からも求められるものにしていきたい。著者のそんな願いを形にしていくためのキーワードが、「共感」である。
だれかの思いを受け止め、それに応えようとする気持ちが原動力になる。
本書の構成は以下の4章から成る。
①私の原点・寿商店
②共感ベースの情報発信
③自信をくれる「自分の仕事」の見つけ方
④寿商店流・チームのつくり方&育て方
新しい事業承継の形を垣間見れる。尊敬している父の後を継ぎたい。そんな熱い気持ちはしっかりとあるものの、そのための準備や心構えをしっかり整えてからそこに飛び込む。父を追いかけ、父の真似をするのではなく、父を敬い、父との視点の違いから自分ができること、すべきことを、環境と時代に合わせて考えながら新たな価値を生み出しながら「共感」をキーワードに見事に突き進んでいる。
家族と仲間と地域と共感しながら、仲間をつくりながら、誰しもが笑顔になれるそんな経営を行っている。目の前のことだけではなく、少しさきのこと、身近な人だけではなく、少し離れた人、押したり、引いたりと絶妙なバランスは相手への配慮なくして成立しない。
Posted by ブクログ
とっても楽しく読ませて頂きました。
作者の経験ももちろんですが、せっかく本を出すのなら、やりたいことを全部やろう!という意気込みが伝わってきました。特に巻末の魚のレシピは、一度作ってみようと思います( *´艸`)
Posted by ブクログ
読書会で他の参加者さんが紹介していて気になったため、読んでみた。
父親が経営する魚屋を継いだ女性が、小さい頃からの夢である「魚屋さん」を作り上げる過程で得た考え方や組織作りについて書かれている。
内に対しても外に対しても、「こうでなくてはならない」という自分の意見を押し付けるのではなく、まず相手の言うことをよく聞いて理解しようと努めること=「共感」の大切さが伝わって来た。
と同時に、やっぱり「好きこそ物の上手なれ」というのは本当だな、とも思う。
好きでないことには、そもそもここまでの情熱はかけられないだろう。
Posted by ブクログ
【目的】
・まったく違う業界で働いている理由
・ITから魚屋において何が楽しくて何故頑張れているのか
【感想】
自分が好きなことであったり、本当にいいと思う。ものを商売にしていると伝えたい。情報に加えて自分の気持ちも乗るから届けたい人に届くようになる。今、自分が売っている仕事サービスが本当に届けたいと思っているのか、そこはすごく重要だなという風に感じた。本社でも技術があったように、それが本当の共感ベース志向であるなという風に感じた。誰がどういう情報を求めているのか?どうしたらその相手に届くのか?それを常に考えることが重要である。それは自分の仕事をする上でも大切なことである。
楽天の EC から実家の魚をついた。やはりずっと魚屋でやっている。職に従業員よりも EC サイト楽天での経験があれ分、みんなと違った考え方を持つことができる。自分の経験は同じ物事でも違った視点で見ることができる。考え方を持つことができるので、必ず無駄にはならない。そういった視点を持って物事を見るべきだと感じた。
やはりなによる自分が本当にいいと思っているものをお客様喜んでくれた時、これほど嬉しいことないんだろうな。という風に商売に楽しそうは感じだ
【メモ】
・魚が好きで実家を継いだ
・自分の仕事がお客様を喜ばれることができたと実感した時の鳥。肌が立つほどのうれしさ、私たちにとってはこれこそが商売の醍醐味です。
・寿商店に入社してあらためて気づいたのが、私はやっぱりお魚が好きということ。魚屋の仕事はどうすれば魚を美味しく食べてもらえるのか日々向き合うことです。
・人は人に共感するもの、情報の受け手に興味を持ってもらうためには、情報に加えて人の思いがきちんと伝わることが必要です。これが共感ベース思考。