【感想・ネタバレ】顔さえよければいい教室 1.詩歌クレッシェンドのレビュー

あらすじ

音楽、ダンス、ファッション――あらゆる分野の天才が集う芸能学校・私立繚蘭高校。
だがその実態は、「顔」をはじめとした外見ですべての評価が左右される教室だった。
俺の妹・池袋詩歌はヒキコモリで、兄ナシでは生活できない要介護人間のせいか、配信のセンスもスター性も壊滅的。
この学校では最弱かと思われた。
だが俺は知っている。ネットで顔を隠して伝説になったVSINGER。その正体こそが詩歌だと。
「――青、この曲の色。私はそれに合わせて歌うだけ」
ゆえに詩歌の歌声は唯一無二。学校のあらゆる常識を覆し、彼女の才能は見出されていく――!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

【それぞれの才能で、しがらみの世界に変革の狼煙を掲げよ】

才覚を持つ少年少女の青春と闘争の物語。

あらゆる才覚を持つ者達が集う理想の箱庭。
繚蘭高校にて、生活能力は皆無な物の卓越した歌唱力を持つ詩歌。
独創的な配信技術を持つ楽斗が、周りの敷き詰められた才能達を凌駕していく。
何かに特筆した才能がなければ生き残れないシビアな学園の中で、兄弟は血の滲む努力を積み重ね這い上がる。
やがて、常識に縛られた学園は覆えされ、詩歌の歌声はしがらみの世界全体に響き渡る。

旧態依然とした世界は刷新され、新たな次世代が世界を変革するのだ。

0
2023年01月14日

Posted by ブクログ

とても面白い!
歌の才能を見込まれ、芸能特化の学園にスカウトされた池袋詩歌。妹の希望(大トロ)を目的に兄が動いた結果、色々巻き込まれつつも、貴重な出会いを果たすお話。
わが道を進み続ける妹と、周りの人々の様々な思惑やそれを兄が往なす様が面白い作品でした。
本作のテーマ「顔」と思いますが、この単語の持つ広義の意味が、次巻以降更に行きてくるのでは?と思って、ちょっと期待しています。
兄妹の過去に何があったのか、神田依桜の意図は何か、ジークさんは一体誰なのか、などなど、今後の展開に期待です。

0
2022年09月04日

「男性向けライトノベル」ランキング