あらすじ
実家じまいで大赤字を出した松本明子さんが、
3人の専門家に聞いた――!
これから実家じまいをする人に必ず役立つ
知っておきべき&やっておくべき”こと!!
両親が数十年前に建てた念願のマイホーム。
現在は、みなさんが独立されて、
故郷に親御さんだけが住まわれている、
ゆくゆくは実家に住む人が誰もいなくなってしまう、
そんな状況ではないでしょうか?
とはいえ、日々忙しい中で、
頭の片隅に実家の後始末への心配はあっても、
現実の対処は先延ばしになってしまっている……
という方も多いでしょう。
しかし、そうして先延ばしにした結果、
タレントの松本明子さんは、
●空き家になった実家の維持費:約1800万円
にもかかわらず、
●売却時の初回査定額:約200万円
という大赤字を実際に出してしまったのです。
では、少子高齢化で空き家となる実家がますます増える中で、
これから実家じまいに取り組む方は、どうしたらよいのか――?
実家じまい体験者の松本明子さんが、
「あの時どうすればよかったのか?」
「これから取り組む人の注意すべきことは何なのか?」etc.を
【空き家の専門家】【家財整理の専門家】【墓じまいの専門家】
に質問して、教えてもらいました。
少しとっつきにくいテーマですが、
これから避けては通れないことばかり……。
松本さんと一緒に、初歩から
実家じまいについて、学んでみませんか?
―――――――――――――――――――――――――――
こんな人は、いますぐこの本で
実家じまいの情報を知ってください!
●地方出身で、実家には老親が一人暮らしをしている●親が亡くなっても、誰も実家に住む予定がない●実家は貸せばいい、売ればいいと軽く考えている●実家の財産の相続税にいくらかかるかを知らない●家財整理やデジタル遺品に潜む問題に気づいていない●遠方の故郷に先祖代々のお墓がある●改葬にかかる費用や手続きの仕方がわからない●実家やお墓の管理でトラブルの火種を抱えている
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
実家じまい。今、私がやりつつあります。
感想は、本の内容に全く触れていません。
私の記録です。
今年の8月に母が倒れ救急搬送されて、3週間入院、有料老人ホームに入居しました。
倒れた翌日から、実家へ行き、ゴミ屋敷の実家の片付けをしつつ看病。その後、どうするか相談して、有料老人ホームへ入居しましたが、母は1ヵ月で出る!と言いだすし…。冬の間はいようよと、3月まではいる気持ちにはなりました。
4年ほど前に、母がインターネットの契約を新規でするのに、別居の家族の承認がいるという話がありました。インターネットは、すでに引いていて、なぜ、別な会社に乗り換える?
ボケた?と思い、コロナ禍の隙間をぬって、帰省。
まあまあ元気で、一人暮らしは継続できるには出来ました。しかし、母の顔がゆるんで、たぶんボケだしていると感じました。なので、孤独死防止に、介護保険を受けて、デイサービスとヘルパーさんに来てもらう手続きをしました。
そして、残り少ない母との思い出を作るべく、
温泉に行ったり…
母が行きたがった旅行に付き合ったり…
子ども達が、大学と就職で家を出たので、
母に付き合う時間が出来たのもあります。
徐々に徐々に…
通帳のある場所などを聞いて…
なんとなく、お金の流れを把握して…
今年、倒れてからは、
いくつかある銀行口座をまとめるようにして…
原野商法で騙されて買った土地の処分もすすめ…
この本は、本当に身に積まされる内容です。
実家も本当は、母が生きているうちに売りたいなぁ…。
実家のお墓は、従兄弟に継いでもらおうかと考え中。
私の入るお墓は、娘たちに墓じまいしてもらうのかな。
Posted by ブクログ
まさに今、実家じまいに向いつつあります。母は存命ですが、超高齢。齢90歳を超えて、ひとり暮らし。キーパーソンである私も、実家から車で2時間かかる距離に住んでいるため、緊急事態に間に合わない。
数年前から、警備会社のセキュリティを入れてみたものの、救急車は呼んでくれても付き添いは無理と知らずに、
慌てたり…。現在は、介護施設入居待ちですが、いつ入居可能かも不明。
そうした不安の中から、この本を読んでみることにしました。
知らない事が沢山書かれていて、本当に為になりました。一読だけでは、忘れそうなので、大事な箇所は、繰り返し読んで、知識として蓄積したいと思います。
いずれ、やらねばならない「実家じまい」の為に…。
Posted by ブクログ
自分も現在似た状況にあるので大変参考になるなと思いながら読みました。
実家を売却しようにも、田舎であればあるほど、そこが観光地の近くにあるなどといった特殊な事情でもない限り、高く売るなんてのはほぼ不可能に近いのだと学びました(p106より)。
しかし、p99で「人は、自分の所有する空き家は相場より高く売れると思いがちです」と記載されているように、その家を買った当事者である親ほど、「もっと高く売れるはずだ」「もっと価値があるはず」と考えてしまいます。私の親がそうです。
著者である松本さんは、空き家になった後も定期的にリフォームや清掃を行っていたことで、空き家バンクに登録後、めでたく買手が現れましたが、そこに至るまでの維持費、リフォーム代はトータル1800万円。一方、売却代金は600万円。どう考えても大赤字です。
お父様から直々に実家を託されたことを鑑みると仕方ない出費と考えるほかないのかもしれませんが、一般人である自分には目眩がするような金額です。
私のケースで言うと、リフォームや清掃なんて全くしておらず、たまーに窓を開けて換気する程度。築30年以上の木造なので、このままだと売れるはずもなく、更地にしないと誰も買ってくれません。かと言って更地にするにも多額の費用がかかります。しかも心理的瑕疵があるため、更地にしたところで恐らく買い手はずっと現れません。(田舎なので、心理的瑕疵のある物件であることは地元住民はみんな噂で知っているはず)
私のケースは結果的に松本さんとは異なるものとなりますが、空き家を放置していい事って何ひとつとして無いのだなと改めて強く思いました。
固定資産税、維持費、近所への迷惑などなど、意味もなく出費が増えるばかりです。
訳アリ物件専門の買取業者に1円でも10円でもいいから買い取ってもらい、さっさと手放そうと思いました。
今後も、必要に応じて読み返したいと思いました。
Posted by ブクログ
実用的内容でもあり分かりやすかった。
再読したい。
1. 概要
テーマは、高齢化する親の家と財産、お墓を如何に円満かつ現実的に「しまう」か。目的は、他人事ではない「実家じまい」問題を具体的なエピソードと費用感をもって可視化し、読者に早期の準備と心構えを促すこと。
2. 核心ポイント
「きれい事では済まない」現実: 遺品整理や不用品処分は、思い出や情感が絡み、想像以上に時間と費用(数百万円単位)がかかるという過酷な現実を、自身の「大赤字」体験を通して伝える。
「プロの力」を借りる重要性: 独力での処理は困難。行政書士、司法書士、遺品整理業者、僧侶など、各分野の専門家に早期から相談し、役割と費用を理解することが結局は近道であると説く。
「モノ」より「思い出」と「情報」: 物理的な片付け以上に、親から資産や権利書、家族の歴史に関する「情報」を聞き取っておくこと、そして形のない「思い出」を如何に受け継ぐかが本質的な課題であることを示唆。
4. 実践的アクション
親と「終活」の会話を始める: 本書をきっかけに、資産、権利書、葬儀やお墓の希望など、重たい話題を話し合う第一歩を踏み出す。本書を見せるのも有効。
実家の「資産マップ」作成: 帰省した際などに、親の了解を得て、預金通帳、不動産権利書、保険証券などの重要書類の有無と保管場所を確認し、リスト化する。
業者リサーチと相場把握: いざという時に慌てないよう、地元の遺品整理業者や不用品回収業者の相場を事前にリサーチし、信頼できる業者を見極める目を養う。
====================
2. 核心ポイント
•実体験に基づく失敗談と教訓: 松本明子氏自身が実家じまいで直面した20トンものゴミの処分や1800万円もの維持費といった具体的な失敗談を赤裸々に語り、そこから得られた教訓を共有することで、読者が同じ過ちを繰り返さないよう警鐘を鳴らす。
•専門家による実践的なアドバイス: 家財整理、不動産処分、お墓じまいなど、各分野の専門家が具体的な手続きや費用、注意点について解説。法律や税金に関する知識も網羅されている。
•「実家じまい」の全体像を把握: 実家じまいを構成する様々な要素(家財整理、不動産売却・解体、お墓じまい、相続など)を体系的に理解し、計画的に進めるためのロードマップを提供する。
•親世代と子世代のコミュニケーションの重要性: 実家じまいを円滑に進めるためには、親と子の間で事前に話し合い、意思疎通を図ることが不可欠であることを強調。
3. 読むべきポイント
•松本明子氏の「大赤字」体験談の章: 具体的な費用や労力が詳細に語られており、実家じまいの現実的な側面を理解する上で非常に重要。自身の状況と照らし合わせながら、潜在的なリスクを把握する。
•各専門家による解説部分: 不動産、家財整理、お墓、相続など、それぞれの専門家が具体的な手続きや法的な側面、費用について解説しているため、実務的な知識を得る上で必読。特に、自身が直面している課題に関連する章は重点的に読むべき。
4. 実践的アクション
•早めの情報収集と計画: 実家じまいは時間と費用がかかるため、親が元気なうちから情報収集を始め、専門家への相談も含めて早めに計画を立てる。エンディングノートの活用も検討する。
•親とのコミュニケーション: 親の意向を尊重しつつ、実家じまいに関する話し合いを始める。財産や思い出の品の整理、お墓の承継など、デリケートな問題についてもオープンに話し合う機会を設ける。
•専門家の活用: 不動産売却、家財整理、お墓じまいなど、自分たちだけでは難しいと感じる部分は、迷わず専門家(不動産業者、遺品整理業者、石材店、弁護士、税理士など)に相談し、適切なサポートを受ける。
6. 注意点
•感情的な側面: 実家じまいは単なる物理的な作業だけでなく、親との思い出や家族の歴史が詰まった場所を整理する感情的な側面も大きい。精神的な負担も考慮し、無理のない範囲で進めることが重要。
•地域による制度や慣習の違い: 不動産やお墓に関する制度、慣習は地域によって異なる場合があるため、本書の内容を参考にしつつ、必ず居住地の自治体や専門機関に確認することが必要。
=============
* **2. 核心ポイント**
* **先延ばしは最大のリスク**: 実家じまいは放置するほど費用と手間がかさみ、精神的負担も増大する。「親が元気なうちに話し合う」ことが最も重要であると警鐘を鳴らす。
* **リアルな費用と期間**: 著者が実際に体験した「25年、費用1800万円」という生々しい数字が、問題の深刻さを物語っている。
* **業者選びの重要性**: 遺品整理、解体、不動産売却など、各段階で信頼できる専門業者を見極めることが、トラブル回避と費用削減の鍵。相見積もりの重要性を強調。
* **家だけでなく墓も課題**: 家の処分と並行して「墓じまい」も大きな課題となる。手続きの煩雑さや親族との合意形成など、事前に知るべきことが多い。
* **モノとの向き合い方**: 思い出の品と不用品の線引きは難しいが、「1年以上使っていないもの」など、自分なりのルールを決めて割り切る勇気も必要。
* **3. 読むべきポイント**
* **巻末の「実家じまいチェックリスト」「専門家リスト」**: 本書で得た知識を元に、自分の状況に合わせて「次の一歩」を踏み出すための実用的なツール。この部分だけでも価値が高い。
* **第3章「『実家じまい』にかかった費用、全公開!」**: 実際にかかった費用の内訳が赤裸々に公開されており、実家じまいの予算感を具体的に掴むことができる。計画を立てる上で非常に参考になる。
* **4. 実践的アクション**
* 本書をきっかけに、「この本読んだんだけど…」と親に切り出し、実家の将来について話す機会を持つ。
* 帰省した際に、まずは物置や押し入れなど、明らかに不要な物が溜まっている場所から少しずつ片付けを始めてみる。
* 実家のある市区町村の「空き家相談窓口」や、遺品整理、解体業者の情報をインターネットで調べてリストアップしておく。
=============
Posted by ブクログ
現在進行形で体験中なので、いろいろ身につまされながら参考にさせていただいています。昭和の親世代、本当に物を捨てずに生きてきた人たちです。松本さんが小学生の頃に使っていた縦笛や彫刻刀が出てきたところで笑ってしまいました。私はちょうど、亡き父の机の引き出しから、やはり私が小学生の頃に大事にしていた缶入りの色鉛筆セットを発掘して驚いたところだったので。
まだまだ続く実家じまい、頑張ります。
Posted by ブクログ
お金が沢山あってバイタリティもある芸能人の松本さんでさえこんな苦労されてるんだから、一般人の私はもっと大変だ…て思いました
小まめに若いうちから片付けておかなくちゃ!
Posted by ブクログ
親亡き後の実家をどう
するか?
あるいは自分亡き後に
子どもへどう託すか?
家族の大切な想い出が
つまった家ですもんね、
いつまでもそのままで、
空き家のままにしとき
ます?
でもでも固定資産税は
かかるし、
放置すれば雑草が生い
茂り近所迷惑にも。
はたまた売りに出した
とて、
希望額で買い手がつく
とは限らないし、
更地にするにも費用が
かかる・・・
いっそのこと賃貸経営
しようかな。
にしても希望する賃料
で借り手がつくかしら
?
家賃滞納など入居者と
トラブルのリスクも。
リフォームの初期投資、
雨漏りの修繕など貸主
責任の負担って大きい
のよね・・・
考えれば考えるほどに
重いテーマ、その名も
実家じまい。
これは皆さん必読かも。
エンディングノートは
若いうちから書くべし
と。
Posted by ブクログ
「実家じまいでものすごいお金がかかった!」と語っていた松本明子さんの本。
この本、めちゃくちゃ参考になりました!
お父さんが建てた夢のマイホーム(宮大工さんが建てた&自慢のお庭)。さてご両親が亡くなったらこの家はどうするか…で悩みに悩んだ松本さんのリアルな話。
改装費350万円、維持費に1800万円!
じゃあ売るか…となっても買い手がいない!?
無料で?格安で?でもって中の家財は処分しなくちゃいけない!?
私も他人事じゃないわ~
なんて思いながら先日、実家に帰って何気に話をしていたら…うちも大変そうだな…と改めて思った。
この本、とにかく勉強になりました!!
Posted by ブクログ
とても参考になりました。実家やお墓の今後については、知識を持って、周りと相談をしながら進めていく事が大切だと分かりました。
また読み返したい本です。
Posted by ブクログ
松本明子の高松市の実家片付け物語 テレビ番組でも放送
25年間 1,800万円!
・空き家バンク登録自体は無料 賃貸はまず無理
・パスワード、銀行口座帳 プリントして個人情報保護シールを貼り保管
・特定空き家になると、固定資産税1/6 都市計画税1/3に減免される。管理しないとご破算に
・地域の空き家の数を調べる方法 〇〇町空き家 比較するとわかりやすい
・背の高い庭木 10m以上 木こりに依頼 高額
・既存不適格住宅 再建築出来なくてもリフォームは可能
・費用を負担してまで相続放棄をする人間は少ない
・自治体はまず建物の寄付を受け入れない
・親が認知症などを発症すると 相続まで売却出来ない
・片付けは非効率を避ける為時計回りで一方向で作業する
・親戚が墓を継げないので仕方なく墓の引っ越しをするというストーリーを作る
・
Posted by ブクログ
感想
先延ばしにしているけど、いつかはやらないといけないこと。参考になった。
あらすじ
・空き家でも電気ガス水道の基本料金に、固定資産税がかかる
・放火の危険などもある
・空き家バンクで、調査の上問題なければ無料で掲載される。
・家財や遺品の整理は死ぬほど大変
・実家をどうするかは相続対策の一環として親子で考えておくのが1番いい。先送りにする程維持費がかかる
・25年で1800万円もかかった
・空き家の処分の99%は売却。賃貸の場合はリフォームが必要
・賃貸の目安は、人口10万人以上、家賃10万円以上、リフォーム代を10年以内で回収可能
・スーモに載っている価格が市場価格
・即利用可物件が売れやすい
・更地にする解体費用は地方に行くほど高い
・相続税の控除は一人なら3600万円、二人なら4200万円
家財整理
・片付ける前に残したい物の数や量の上限を決めておく
・写真は基準を決めて、いるいらないを判断
・親世代の価値観を受け入れる
・遺品整理業者の相場は20-40万円。平均42万円
墓じまい
・親戚にお願いする
・合葬墓の場合、あとから特定の遺骨を取り出せない
Posted by ブクログ
ほんと、そうだなーと共感しながら読みました。墓じまい等は、特に財を買う訳でもないので、もっとお安くなっていかないものか…と思ってしまいます。。
Posted by ブクログ
タレントの松本明子さんの苦労話。お父様が地方に残された実家を長年放置していたことで、後に大変苦労されたとのこと。実話なので同じような境遇にある方には参考になりそう。
■地方でも好立地や古民家の家は売れやすい
■空き家の放置は近隣との関係や防犯の観点で要注意
■遺品の片付けや整理は想像以上に大変。遠くの家なら業者に任せることを考えたほうがいい
Posted by ブクログ
ちょうど父が亡くなり...実家じまいを考えないといけないタイミングこの本に出会いました。
松本さんの体験は共感できるものも多く、
読みやすかったですし、
実家じまいでぶち当たる問題ほぼ網羅されているように思います。
せっかくの機会ですし、
まだ私も体力ある年齢ですので
一つずつ実家じまいを進めつつ
自分のエンディングノートも書き残しておきたいと思います。
Posted by ブクログ
エンディングノートは悲観的ではなく、前向きに話しながらアップデートしていきたいなと思った。実家の片付けについては祖父母宅の片付けに疲れた父母が一念発起してやったのでいまのところ心配なし(リバウンドもなし)
Posted by ブクログ
第1章はテレビや新聞でも何度か拝見した松本明子さんの実家じまいのお話し
お父様が善意で遺した実家に、こんなにお金や労力がかかるとは、、、
第2章からは専門家との対話形式ですすむ、「空き家問題」「思い出の品」「先祖のお墓」問題
読み易くて、心構えの面でも読んでおいて良かったと思いました
ただ、生前整理は本当に難しい
何度自分も暮らしやすい様にと話してみたけど変わらない義母には無理そう
今は自分自身が子供達に迷惑かけない様、スッキリと暮らすしかない
Posted by ブクログ
読む前に維持費の総額をみて「さすがにお金使いすぎ!」と思ったし、実際に(松本明子さんの)職業柄かかった費用もあったけど、それを差し引いても決断を先延ばしすることで気がついたらかなりのコストがかかる結果になるんだというのを教えられました。
なんでもかんでも溜め込んで70年近くになる我が実家、とても他人事とは思えず、なんとかしてスムーズに事を整理できるようなアプローチを親の体と頭が健やかなうちに試みたい…
Posted by ブクログ
まさしく今から実家じまいが始まるので、この本を手に取りました。松本明子さんの奮闘ぶりが手に取るようにわかりました。知りたかったこと、やらなければならないこと、心構えがわかり読んでよかったです。いずれ実家じまいをしなければいけないのならば、前もって読んでおくと助かる1冊です。
Posted by ブクログ
病気もそうだけど、元気な時にどれくらい準備をしておけるかが大事だと思う。ほんとは一生来てほしくない親や実家とのお別れも、いつか直面した時に後悔したくないから、親の意向を反映させるためにも今から話しておきたい。
あまり想像したくない話題だからこそテレビで見る松本さんの明るいイメージをきっかけにできたら、あまり重たくなく親とも話せるかなと思いました。
Posted by ブクログ
空き家管理の専門家と、家財整理の代表的と、お墓について行政書士さんがそれぞれ松本明子さんと対談をしている
どれも明日は我が身でスルーするわけにはいかないので知識を入れておくべきだ
松本さんの場合は実家じまいをしたのが、ご両親が亡くなられた後だが、生前ではなかなか難しい。
捨てにくいものは持たないに限る
Posted by ブクログ
タレント本、になるんだろうか…
最初の方に、松本さんのご経験が紹介されていて、後ろ半分強は、専門家からの話。
考えていれば、なんとなくそうだよなぁ、という感じの話をまとめている本。
親の話としても自分の話としても、考えなきゃなあ、と思うけど…
変に噛み込んでも、触り壊してしまう気もするし。
Posted by ブクログ
空き家となった実家を始末するまで25年間で総額1800万円もかかってしまった著者の実体験を紹介すると共に、適切な実家/家財や遺品/墓の整理・処分の方法について専門家にうかがう。
特に興味深かったのは墓じまいについての章。墓石の移転は現実的ではないこと、簡単そうな散骨にも必要な手順手続きがあること、遺骨が「ゆうパック」でのみ郵送可能(国内限定、損害賠償対象外)であること等、初めて知ることばかりだった。
Posted by ブクログ
著者は売却ができた。それまでのメンテナンス費用、とんでもなく高い!一つの実家じまい方法として読んだ。著者の奮闘記、読みやすく書かれていた。サクサク読めた。
この国の空き家問題、これからも増えてきそうである、
著者のように実家を綺麗にして売却は、私みたいな手取り16万の低所得者には厳しい解決方法だった。
現在、施設にいる母方の祖母の家と、亡くなった叔父の一軒家の2軒が今空き家となっている。2軒とも、ど田舎で買い手はつかないだろう。
しかも、祖母の家は商店兼家屋のボロ屋敷、叔父も離婚してゴミ屋敷になり数年後に他界。
祖母が亡くなれば母が2軒の不動産を受け取る。母はきっと相続放棄とか面倒だと言い、固定資産税やらすべて支払っていくと思う。
母が亡くなったら、私に全てのしかかる。今の生活でギリギリなのに、固定資産税、維持費や墓代を払えば私は生活できなくなる。
リフォームして売りたいんじゃない。
どうにかして手放したい。できれば相続放棄をしたいのだ。
Posted by ブクログ
自分にとってもかなりリアルな問題なので教えてを乞うつもりで真剣に読んだ。
自分にも確実に起こり得るテーマに気が重くなり思わず本を閉じたくもなったけど最後までよみきった。
心構えと覚悟と準備、これに尽きると言う事か。
同じ悩みを持ってる中年はかなり多いんだろうな。
Posted by ブクログ
近いうちに絶対やってくる実家じまいについて知りたくて読んだ。
前半4分の1は松本明子自身の実家じまいの顛末。
後半は、空き家問題、家財整理、墓じまいのそれぞれ専門家との対談。
ここは対談にする必要はあるの? と思うけれど、そこは松本明子の本ってことで。
一番知りたかったのは、家財整理の業者選び。
いい加減にされたり、窃盗されたりすることがありそうと容易に想像できるから。
だけどやはり「これ!」っていう見分け方の決め手があるわけではなく、
「その会社のウェブサイトから遺品整理に対する思いの強さが感じられるもの」として
企業理念、代表あいさつ、社員教育に注目する。
遺品整理の1件あたりの相場は20万から40万円。国民生活センターのレポートでは平均42万円。
もっとかかると思っていたから相場を知れてよかった。あくまでも相場だけど。
Posted by ブクログ
松本明子さんが経験された「実家じまい」と、
この先考えなくてはならない「墓じまい」について。
ものすごく大切、かつ大変なことばかりだけど、
松本明子さんの明るい語り口調でジメジメならずに色々知識が増えて良かった。
Posted by ブクログ
実家に帰省し、親が終活を始めたと聞き、前に本屋で見かけたこちらを思い出して購入。
自分も東北の実家を離れてもう10年以上。帰省すると、まだ自分が上京した時のままの姿で部屋が残っている。一番多いときで8人で住んでいた家は、3人兄弟はみんな出ていき、今は両親と祖母のみの3人。
読んでいて、これは他人事では無いなとしみじみと感じた。
地元には長男家族が残っているので実家じまいなんかはおそらく長男家族がやることになるんだろうけど、自分が何か手伝う時の参考になった。この本はそのまま長男家族に送ろうと思う。
自分の親のこともそうだけど、一番に考えたのは自分の事。
もし明日自分が死んだら妻が困るだろうな、、、と思い妻とも話をして早めに死んだら何をしてほしいかなどのエンディングノートを書くことにした。
高齢の親がいる人は読んで損はしない本です。
Posted by ブクログ
「実家じまい」切実です。
三年前、緊急入院をした母親が、何もかもギューギュー詰めに詰め込んでいた物を捨て
(未使用のフライパン8個など、テレビショッピングのオマケグッツが広い台所の上下の棚に押し込まれていたので、常時使用しているものが外に出しっぱなし。)
救急車のストレッチャーが入らなかった、場所ふさぎの家具も捨て、食器棚も必要な物だけにして、旅の思い出関係の食器は捨て、
と、
一度はスッキリさせた家のはずが、
(母からは、怒りと罵倒、罵詈雑言の嵐でした
が)
今回の入院で、お断りの電話をした郵便物が15件。
定期で届く、様々な物。
銀行から自動で引き落とされる、?のお金。
たった3年であふれている、洋服。
ハア~
緩和施設に入るための書類を用意するために役に立ったのが、私の戸籍謄本と免許証でした。
戸籍謄本は、自分に何かあったときの為に
取っておいた物ですが、これの実力!
庭、植物元気すぎ!問題。
墓問題。うちは、3ヵ所のお墓守をしているので、弘法大師さんと禅宗の合体って?
とにかく、この暑さだから、無理をせず。
何もしない親を反面教師にして、自分の片付けもボチボチしましょか。
この本を家族で読み回して、穏やかにしまいを迎えられる人がいますように。