あらすじ
大人気作『きしつが』次世代編!前日譚&後日譚3万5千字書き下ろしを加えて待望の書籍化!「十八歳の春に、国が決めた相手とつがいになり子をもうけること」亡国屈指の名門サマン家の侯爵令嬢エレノアにも課せられた「成人の儀」。その相手は、一年前の編入から瞬く間に学院の中心へと上り詰めた『帝国の犬』ことリヒト・シュレイカーだった。ずっと憧れていたウィムへの想いを胸に嫌悪の対象との儀式を迎えたエレノアだが、隠されていたリヒトの真の姿を知り、少しずつ彼に惹かれていく──。意地悪チャラい帝国の犬×初恋こじらせ悪役令嬢のすれ違いラブファンタジー!
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作者様買いです
作者様の作品はどれも大好きで、迷わず購入しました。
ヒロインの失恋から、ヒーローへの新たな恋心の動きが丁寧に書かれていて、とても満足です。
同じようにヒーロー側の心情描写も丁寧で、任務と嫉妬と恋心との板挟みの葛藤に惹き込まれました。
「俯いていたら、心から先に負けてしまう」この言葉が刺さりました。
ちょっと泣いちゃった
シリーズものの一つですが、今回もすさまじくよいお話でした。
つがい制度からの反発から始まる関係というのは概ね共通していますが、登場人物のキャラクターが丁寧に練られていて、今回もとってもおもしろかったです。他のシリーズ作品も読み返したくなりました。
女性が生きていく形が変わっていくプロセスがとてもいいし、ヒーロー目線の番外編がもうむちゃくちゃよい。
毎回ちょっと切なくて泣いてしまう作家さんですが、今回も泣いちゃいました。
すっごくオススメです！
エレノアが初恋を終わらせてリヒトを愛していくまでの心の動きが丁寧に表現されていて、とっても共感できました。二人の幸せな結末にとても満足で、温かい気持ちです。
アデルとティアナのお話も大好きなので、続編が読めたのも良かったです。
