あらすじ
新型VRMMO《eternity》の無料枠に選ばれた主人公・修太郎は、ランダムスキルで得た《ダンジョン生成》をさっそく発動――しかし時を同じくして「mother AI」の暴走によりプレイヤーたちはゲーム内に閉じ込められ、ゲームの死=現実の死となるデスゲーム世界になってしまった…。
スキルの効果で気がつくと修太郎は謎のエリア《ロス・マオラ城》へと転移していた。そこは恐るべき力を持つ6人の魔王たちの居城で、修太朗は命の危機を感じるのだった……。しかしそんな彼の心配をよそに、魔王の1人が口を開く――「修太朗様……我が王よ、我らがあなた様の盾となり矛となりましょう」
ゲーム初心者の無垢な少年が魔王を配下に!? 少年と魔王たちが力を合わせてデスゲームを生き抜く、壮大な冒険物語が開幕!!
感情タグBEST3
どこかで見たことある展開・・・
ダンジョンものかと思いきや、某2刀流剣士が出てくるやつみたいな展開。ダンジョン側、地上側を場面が行ったり来たりするので、どっちかに偏っていくことを期待したい。
いい感じ
異世界ゲームの世界に転生系。
さらに、魔王サイドの「王」として祭り上げられるという物語。
異世界ゲーム世界への転生は数多いし、魔王サイドのボスとなるという流れもよく見かけるパターンではある。
が、本作は「1つの固有スキルだけでたまたまそうなった」系であり、よくある「裏切りにあって復讐のため」とかの暗さは全くない。
それどころか、主人公はのんびりゆったり系で事の重大さを全く理解していないタイプ。
この設定は非常に斬新。
さらに、人間側(というか、ゲームに巻き込まれて戻れなくなったプレーヤー達)の描写も細かく、PK(プレイヤーキル)も存在しているなど、周辺要素も十分。
これによって、物語・世界観にかなり膨らみが出てきている。
この先どういう展開になるのかが読めず、かつ浅い展開でもなさそうで、先が非常に楽しみ。
絵もキレイで読みやすく、主要キャラの生い立ちなどのエピソードも語られるという、「鬼滅の刃」的要素もあり。
これはなかなかにすごい作品だと思う。
VRの世界から抜け出せないって状況でも適応していくキャラ達すごい。
ダンジョン生成っていうスキル、そもそもどうやって生きていくスキルだったんだろう?
未実装の魔王たちが閉じ込められてるって色んな闇がありそう。
確かに「あ、この展開知ってるな?」とは思うけど、別の作品だしそれはそれ、ということで楽しんでいる。
絵がきれいだし主人公にも好感が持てて「つまらない」とは思わずむしろ楽しく読めた!
タイトルだけ見ると「ありがちな感じになりそう」とは思うけど、読んでみるとキャラの深掘りもされるし読んでいて楽しい!