あらすじ
新年を迎えた佐々木家は久しぶりに家族4人が勢ぞろい!
一家団欒のはずがトラブル発生でそれどころじゃなくなって…!?
冬休みも明け3学期が始まって、男子ドキドキのバレンタインの季節がやってくる♪
感情タグBEST3
匿名
6巻
(あくまで個人的な見解です)
良いですね。
今時珍しいほのぼのした感じです。
女の子と男の子の中がゆっくりと確実に良くなっていく様が見てとれます。
最後の方に作者さんが「もうちょっと続きます」って書いてたけど2人は恋人になったら終わりって事なんですかね?
早く恋人になって欲しい半面漫画は終わって欲しくないこの気持ち…
だから☆5になりました。
7巻が楽しみです。
Posted by ブクログ
蓮と透子って当たり前のように様々な繋がりや会話タイミングを持つようになったけれど、学校外で会って一緒に過ごすという点に関しては奇妙な程に一線引いているのが独特な絡み方をしているなぁ、なんて63話を見て思ってしまったよ
そこまでするなら周囲が思うように、会いに行けば良いじゃないかとなるのだけど、あのような一つ一つを確かめるようにしつつ触れ合っていくのがあの蓮と透子の遣り方なんだろうなぁなんて思ったり
この巻では透子の父である奏太が登場したね
透子と勇が母親似ではないなら父親のタイプは自明の理だと思っていたけど、随分予想通りというかこの家庭暗い表情の人が3人も居るとか配分が凄い事になっているなと改めて実感させられたよ…
ただし、透子や勇と似ているとはいえ、父である奏太は二人と異なる立場でも有って。それが透子の蓮絡みの要素にて発揮されるね、良い方にも悪い方にも(笑)
父と娘が喧嘩だなんてありきたりな話とはいえ、理由が蓮が贈ったミトンともなれば明確に誰が悪いとか何を許せないとかが生まれてしまう。いわば被害者である透子は容易に父を許せない
佐々木家の事情なだけに蓮が立ち入る隙は無い筈が、日常会話を通して透子が謝るきっかけを与える展開は良かったな
まあ、それが奏太にとっては新たな波乱の始まりとなるのだけど。透子に彼氏が居るかも知れない疑惑でなぜそこまで挙動不審になるのか(笑)
前巻にて一緒にクリスマスを過ごすというただの学級委員仲間であるならば有り得ないイベントを経た二人
ならば次なるバレンタインやホワイトデーはより学級委員という枠を飛び越えるイベントと成り得るわけで
当人よりも町田を含めた周囲が二人のバレンタインは大丈夫なのかと心配する流れはちょっと笑えてしまうけれど、蓮と透子って特別な距離感や雰囲気を湛えた関係性なのに妙に相手へ踏み込むイベント等に関しては奥手だったりするから事前に周囲が打ち合わせするくらいの補助が必要なんだろうな
なにせ当の本人である蓮は本命チョコや友チョコを貰えるかどうか以前に、皆から友達と思われているかという点で自信を持てていないのだから
これを亜希が情けないと評するのではなく、「優しい子」と受け止めるのは良かったなぁ。そのような入口で蓮の心情を代弁したから、続く工程で皆や自分を信じるという流れへ持っていけ、蓮は助言を自分事として受け止められたのだろうね
当事者が特別なイベントへ向けて心の整理が出来たなら、それこそ後はお二人で…という流れなのだけど、透子も蓮も実際に「渡します」とまで言われないと「渡されないのは仕方ないよな……」みたいな感じになっている傾向は本当に慎重が過ぎるな、となる
だけど、こういう遣り取りを繰り返す二人だから、それを見守る読者も温かな気持ちになれるのだろうね
一方でどうしても気になってしまうのが透子の中で蓮への印象がどう変化しているのか、という点かな
蓮への表面上の対応はあまり変わらないままに、彼の言動に対して「ドキッ」となる事が増えた彼女。また、彼との間に有った事を赤面しつつ言い訳する展開も数知れず
となれば、当然の如くそうした心情が彼女の内面に有るのだろうと想像してしまうし、74話のあのシーンなんて蓮から言われるだろう言葉をどう想像していたかなんて明らかな話で
それだけに「と……」から「そうだったね」までの間に彼女の内面でどのような心情変化が生じていたかとても気になるのだけど、それは明かされないんだろうなぁ……
兎にも角にも蓮と透子は小っ恥ずかしい遣り取りを経てようやく友達になれた
友達ならばこれまで以上に学外での遣り取りが増える筈で。そうなっていった先で二人は更にどのような関係性を築いていく事になるのか生暖かい目で見守りたいね