あらすじ
たちまち増刷となった『認知症介護を後悔しないための54の心得』に続き、工藤広伸さんの認知症介護術の第二弾! 認知症介護で疲弊しないためにはどうしたら?いろんなグッズや気持ちの持ち方を伝授します!
1章 認知症の人との接し方、コツ編―同じモノをいくつも買ってしまったときのわが家の対処法
2章 認知症の便利グッズ編―ココナッツオイルで挫折したワケとその解決法
3章 認知症の人と社会のつながり編―若かりし頃の「お仕事」は認知症の人の心を最高にゆさぶる
4章 介護者の「働く」と「離職」編―「退職の理由は介護です」といい続けた結果
5章 介護者の心の悩みや苦しみ解決編―認知症のTVや本で悩みの答えが見つからないワケ
おわりに 次なる目標は「“看取り"は自宅で」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分を追い込まないための「勇気」をくれる、55の処方箋。
介護の現場に関わってきた経験から言えるのは、
ケアの質は、介護者自身の心の健やかさに比例するということです。
本書に記された55の心得は、つい「もっと頑張らなければ」と
自分を追い込んでしまいがちな真面目な介護者にとって、
救いとなる言葉が詰まっています。
特に印象的なのは、著者の工藤さんがご自身の介護経験から導き出した
「完璧を目指さない」という一貫した姿勢です。
現場で多くのご家族を見てきましたが、一生懸命であればあるほど、
理想と現実のギャップに苦しまれます。
本書は、そのギャップをどう埋めるかではなく、
ギャップがあっても「これでいいんだ」と自分を許す勇気を教えてくれます。
一つひとつの心得が短くまとめられているので、
忙しい合間にパッと開いて、その時の自分に必要な言葉を受け取ることができる。
まさに「倒れないため」の知恵のストックです。
「正しい介護」よりも「持続可能な介護」を。
プロの視点で見ても、これから介護を始める方にも、
そして今まさに疲れを感じている方にも、
そっと手渡してあげたい一冊です。