【感想・ネタバレ】ポリヴェーガル理論への誘いのレビュー

あらすじ

本書は、ポリヴェーガル理論の、わが国の第一人者の著者による第二弾。軽快な筆致でわかりやすくポリヴェーガル・ワールドのエッセンスを紹介する。生物が社会性を備えるにいたる過程を私たちの身体に刻みこまれた神経と器官の億年単位の歴史からひもとく。他に例をみない精確な描写によって読者は知らず知らず現代のトラウマ臨床の課題へと導かれていく。新たな自律神経システム論から導き出された著者ならではの洞察は、専門家ばかりでなく当事者や多くの人に「トラウマの時代」を生き抜く知恵を与える。

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Posted by ブクログ

睡眠・メンタルなどの話題で昔からよく聞いた「自律神経」とか「副交感神経」。ここ数年「ポリヴェーガル理論」「腹側迷走神経」(ええこれ、私も最初おなか側だと思いました笑)といった用語をよく聞くようになった。元となったポージェスの本より一般向けでわかりやすい解説、ということで読んだ。

多少学術的ではあるけどわかりやすい科学の授業、という感じで読める。進化の過程での神経の発達については「やった、陸に上がって首ができた!」など楽しい。極め付けにまさかの愛ですよ、愛が登場する。

本理論の他学者による研究等はもう少し調べないとわからないが、全体を通し、いち個体としての自分が「この理論、わかる気がする!」と思えてくる、それもここまで広まった理由だろうか。

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2024年08月08日

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