あらすじ
良いプロダクトを作るためには、良いリサーチが必要です。
しかし、リサーチに対して「難しそう」「時間や手間がかかりそう」といったハードルの高さを感じている人は少なくありません。
この本では仕事の種類や予算に関係なく、だれでも良いリサーチができるようにシンプルな以下の9つのルールをまず提示します。
ルール1:恐れることなく間違える準備をする
ルール2:誰もがみんなバイアスを持っている
ルール3:優れたインサイトは問いから始まる
ルール4:計画があればリサーチはうまくいく
ルール5:インタビューは基本的スキルである
ルール6:会話ではうまくいかないときもある
ルール7:チームで分析すれば共に成長できる
ルール8:インサイトは共有すべきものである
ルール9:リサーチの習慣がプロダクトを作る
このルールに沿って、ユーザーリサーチ、市場調査、プロダクトアナリティクスを活用しながら、インサイトを素早く発見し、顧客が本当に必要とするプロダクトを作り上げる方法を丁寧に解説します。
ウェブデザイナー、UXリサーチャー、サービスデザイナー、デジタルプロダクトに関わるあらゆる人、必読の一冊です!
また、文中にはさまざまな参照URLが登場しますので、URLの一覧ページを用意しました。ご活用ください。
https://bit.ly/3Gi7K8V
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
書名にあるプロダクトリサーチは市場調査とデータ分析とユーザーリサーチを合わせたもの・重なった領域だと冒頭の方で説明されていたが、多くの記述はユーザーリサーチに割かれていた。事業会社でユーザーリサーチを行う人に役立つよい教科書だと思う。
ユーザーリサーチは細かいノウハウやフレームワークやテンプレートはほとんど役に立たず、本質的な心がけや考え方や観点やセンスを掴む必要のある領域なのだが、この本はそこをしっかり全編にわたって述べている。ユーザーリサーチの教科書はよいものがないのだがようやく一冊見つかった。
Posted by ブクログ
速読。プロダクトリサーチのガイドとなる9つのルールを解説している。それぞれのルールは独立しているため、気になるルールから読み進められるのが良い。個人的には、ルール1からルール5までを繰り返し復習して、さらに理解を深めたいと感じました。
Posted by ブクログ
プロダクトリサーチと表現されているが、昨今のユーザーリサーチ、UXリサーチと呼ばれる分野と同じ。
良いプロダクトを生み出すためにリサーチを取り込み、その質を高めようという内容で、リサーチするためのマインドセット、問の作り方から実行改善までの全体の流れ、リサーチ時のありがちなバイアスについてなど、リサーチ全体を網羅的に確認できる。
インタビュー等の各手法の深堀りについては専門書に任せることになるが、全体観で言えばかなりよくまとまっている。