あらすじ
自分の中の子供。目に見えぬもの。聞こえない声。長女が天使に出会った日から始まった、まぼろしのようでいて、確かな日々の記録。
唯一無二の音楽家・文筆家による言葉の到達点。エッセイ49編。
「目に見えるもの以外あるわけない、という断定は、シュタイナーが説いたように理想主義の否定でもある。人が今あるもの、手でつかめるものしか信じられなければ、愛がいったい何であるかも捉えることはできないし、世界をより良く変えていくこともできない。自分には聞こえていない声があり、見えていない世界があるかもしれないと振り返ること、まっさらな心で自然に向き合い、人に向きあうこと。現代を生きる私たちがそれを忘れ、何かに流されるように生きているのだとしたら、立ち止まりたいと思う。そのことにすでに気づいた人々にならって、私は人と一緒に生きたい、と思う」(「あとがき」より)
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Posted by ブクログ
寺尾さんの本を読むと、知らないことが100個くらい出てくる。それをまた調べて、あたらしい作品や人のことを知って、そうやってどんどん世界が広がっていく。わたしという人間に、目には見えにくいけど、確かで良い変化をもたらしてくれる。
Posted by ブクログ
天使日記を読んでる途中で歌の生まれる場所のMVにyoutubeで出会い、衝撃を受けて2023年の年末ライブにすぐ行った。紗穂さん、天使みたいだった。
Posted by ブクログ
「南洋と私」「あの頃のパラオを探して」ファンの私としては、「パラオ再訪」はうれしかった。
ブラジル移民のこともまた本にしてはもらえないだろうか。その他のこともいろいろ取材されているようで、それぞれが1冊の本になったらうれしいなあと思う。