あらすじ
翻弄される運命、背負わされた宿命。
世田谷で発生した不審死事件。鑑識の到着前に厚労省の外郭団体「ドールズ」と称する組織が現れ、現場を警察から横どりしてしまう。感染症の疑いかと思われたが、彼らの行動を不審に感じた捜査一課の川村直樹は、サイバー犯罪捜査官の高倉竜生と捜査を始める。次第に明らかになったのは、政府が28年前から隠してきた「クローン人間」の存在だった……。巨大な運命の渦に巻き込まれた人々の、〈いのち〉を巡る物語が動きだす!
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Posted by ブクログ
急遽、購入して読んだが、とても面白かった。
それぞれのキャラクターの場面が、後から繋がった時のやったった感は本ならではだと思う。
クローンの特質上、映画やドラマでは演出としてできないだろう。
文字の特性を上手く使っている。
おかげで、度重なる展開にどんどん引き込まれ、驚かされた。
多少は予測の着くところもあったが、最後は予測できなかった。
むしろ、こんな秘密が隠されていたと思うと、わざと小さなところは気づかせていたのではとさえ思う。