あらすじ
警視庁に新設された精鋭部隊「高度科学犯罪対策班」(通称・科対班)に召集された大村珠緒。彼女の新たな相棒は、元東大の研究者で容姿端麗だが奇人ぶりで周囲を振り回す男、葵野数則だった。圧倒的な科学知識と天才的な頭脳で巧妙なトリックを見破る葵野と、人の心への共感力で思いもよらない事実を見抜く珠緒のバディは、科対班に舞い込む難事件を次々に解決していく。だが、葵野の過去に隠された因縁の事件を知ることになり……。
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Posted by ブクログ
三来とのエピソードはほんの少しだったけど、それでも葵野にとっての特別さが際立っていて切ない。
数学の天才から見える世界が垣間見れたのもおもしろかった。
Posted by ブクログ
葵野さん、前任者をストレス性胃炎にさせるほどの変人とは思えなかったなあ。
事前に心づもりができていたからだろうか。
犯人探しよりトリック解明が面白いミステリだったと思う。
初手の動く死体トリックが個人的に印象深い。
トリックは葵野さんが、動機は珠緒が解明していく、お互いがお互いを補い合ういいバディである。
そして、お互いが身内ないしは大切な人が犯罪に関わりを持っていたりもする。
事件は面白かったけれど、葵野さんが抱えている過去に纏わる事件に、珠緒に求められた答えなど、宙ぶらりんになった案件もあり、この話だけでは伏線が回収されていないのは気になった。
最初から続きありきの話なのかな。