【感想・ネタバレ】fish - フィッシュ - 4のレビュー

三宅乱丈

憶えることが「罪」なのか。
忘れることが「罰」なのか。

司とメイリンを前に、二人の「賊」は再び逃走する。
……「見える」少年を連れて。

一方、要人の記憶操作に失敗した「会社」は……？

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詐謀偽計が渦巻くサイキック・サスペンス、第４巻。

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[ブクログ · ★★★★★]

今巻は、最初から最後まで悟が主役。
誰も撃たれも刺されもしない平和な巻なのに、日常の底にはひたすら悲しみと虚しさが流れ続ける。
マトリョーシカのように重層的に記憶を閉じ込めていく、記憶操作の描写は奇妙で、美しく、また悲しい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

記憶操作の表現が凄い。
思っていた以上に操作するのは大変そうだ。

悟の負担が随分重そうな気がする。
ミズキがせめて癒やしになれば良いのにとも思うが
変なことにミズキが巻き込まれるのも複雑な気持ちだ。