あらすじ
学童の支援員(放課後児童支援員)として多くの小学生と時間を共に過ごしてきた著者・きしもとたかひろ。保育の基礎を学び、子どもたちと毎日を笑顔で過ごしたいとこの道に進んだものの、実際は子どもたちの危ない行いを制止したり、ルールを厳しく伝えたり…と子どもを叱っては落ち込む日々。その中で得た気づきから、お互いが笑顔で過ごせるために何が必要かを学童支援員仲間や、保護者、何より子どもたちの声を元に考え、【子どもと関わるときに気をつけたいこと】としてマンガにまとめました。「忘れものをしたとき」「素直に謝れないとき」「いじわるな言動をしている子に」「手を出してしまう子に」といった子どもに注意を促す場面から、「子どもを褒めるときに」「打たれ弱い子に伝えるときに」「その場しのぎの約束をするとき」など大人が声をかける時に意識したい視点など。学童で過ごす子どもたちのリアルな言葉や行動を事例にしたマンガをきっかけに、専門的な視点と子どもの思いを第一に考えて関わる実践方法をまとめました。
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Posted by ブクログ
子どもに対して怒りそうになったときに読み返したい1冊。子どもに「それはダメだよ」と言いそうになったときに、グッと一瞬こらえる。子どもの言動の奥に何があるのかを考える。子どもの目線での声がけをする。傷つけあう関係でなく、お互いを大切にできる関係でありたいな。
Posted by ブクログ
子育て中の人なら「分かってる!」「知ってる!」「それができないから悩んでる!」ってことばかりだと思います。
正直なところ、目新しいことは何も書いてありません。
ただ、他の育児本では「こうするのが正解ですよ」と言われてるような気がしてできない自分に対して苦しくなることが多かったけど、これはそんなことなく読めました。
育児の正解を教えて貰うというよりは、あるある!わかる!と言いながら、体験談を聞いてる感じ。
同じようにできなくてもいいや、でもあわよくば参考になる話はないかしら?みたいな。
まあでも、心が疲れてる時にはたとえコレでもなかなかグッサリくるものがあると思うので、少し気もちに余裕がある時に読むのがおすすめです。
…あと、関西弁てずるいよね…
同じようにやりたくても、標準語だと嘘くさくなるなー。
Posted by ブクログ
子供に対して「怒らない」「禁止しない」ということは教育本でよく耳にするが、この本はそれだけでなく、逆にただ褒めたり応援しても次に繋がらない、あるいは褒められることが目的となってしまい本質を見失う為どうすれば次に繋がるのかを実体験をもとに考えさせてくれる本だった。
子供に対する向き合い方が深くてとても勉強になった。
Posted by ブクログ
育児は「こんな時はこうすれば良い」なんて処方薬のない、正解のないことばかり。「子どものため」と言いつつ実は「自分のため」なことも多いし。口を出す前にもうちょっと子どもの顔見てみようかな、って。
Posted by ブクログ
Twitterで読んでいたので、迷わず購入。
子どもと接するときの考え方が、子ども中心なところがとにかく素敵。子どもと大人と分けた時、ついついコントール欲が出てしまう。そうならないためにも、人と人との関わり方でありたい。これが正解、こうすれば上手くいく、という子育てのハウツーではなく、悩みながら、上手くいかないこともある中で、目の前の子を自身を大切にしていこうよってメッセージが伝わってきた。
自分の心の点検のため定期的に読み返したい一冊。
Posted by ブクログ
きちんと怒ることを大切にするからしんどいのかもしれない。
子供は言葉の内容だけでなく、声のトーンや大きさ、さらには話している時の表情などで親の感情を計っている。
Posted by ブクログ
4歳と1歳の父親です
特に4歳の方は会話もできるようになってすっかりいろんなこどできるようになってきました
できるようになったことをしなかったりするとつい親として怒ったり促したりしてしまいますが、できたことは素直に伝えてあげて、さらに、最後の章の子どもの自主性を大事にしてあげたいと感じました
その時その時の子どものやりたいと思う気持ちに対して子ども自身がどう取り組んでいるかをよく見て、育って行くそばで寄り添ってあげ続けたいと思います
Posted by ブクログ
Twitterで見てて、気をつけてることやスタンスが近いと思っていたきしもとたかひろさんの本。
そうなんだよなー。
大人の方が上と錯覚したり、口先だけのごめんねになってたり、子どもと関わる上で常に気をつけないとと思っていることたち。
自分を振り返る機会にも。
漫画でわかりやすく、すとんと心に入ってきます。
ちょこちょこ見返して、自分を振り返る材料にしたい。
Posted by ブクログ
子どもを育てるのに何が正解なのか…
いつも感じているのだか、それぞれ性格も考え方も違う、もちろん家庭環境も影響するだろうけど、子どもって可能性が未知数である。
それをいかにして伸ばしてやるかが大事で、伝えかたが重要になってくるのだろうと思った。
ちょっとしたことばの伝え方で、受け取り方や向き合い方が違ってくるのだと。
参考にしたいと思えることが、わかりやすくコミックにしてある。
Posted by ブクログ
参考になると言うより、大変さを共感出来る?
子供から話を聞き取るのは難しい。
だってトラブルになった子たちは自分の正当性を必死で訴えてくるから。
そして自分が悪く扱われることも、うやむやにすることも嫌う(・_・;
大人がこうだったのねーってまとめようとしてもまとまらない
結果、両成敗とか、今度言っとくね、とか、後で謝ろうね、とか
日々頭を悩ます。
かと思えば、小一時間しないうちに仲良く遊んでたり!
うまく話を聞いて、怒らず、共感して、子どもの気持ちに寄り添いたいって
思ってるんだよほんと。