あらすじ
巷で認識されている、間違った知識にメスを入れるような切り口があっても面白い――。
同書はそんなコンセプトのもとでスタートしました。お決まりの方法論に忖度しない、エビデンスでひも解く、身体を変えるための科学的知識を収めた一冊です。巻末には、逆引きの索引を設け、興味を持ったワードをすぐに検索できる仕様になっております。
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【目次】
Chapter 1 科学的なダイエットストラテジー
Chapter 2 最短距離で進む減量のための予備知識
Chapter 3 運動パフォーマンスを最大化せよ
Chapter 4 栄養学的筋肥大のススメ
Chapter 5 ここで差が出る筋肥大の応用知識
アスリートとのスペシャル対談収録
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
あとがきにて、1日5時間365日栄養学の勉強をした、と述べるほど、人体構造から、基礎や応用栄養から、たくさん勉強されたんだなというのがひしひしと伝わってくる1冊だった。
説明文が続くが、結局何が言いたいか、という1文にはラインが引いてあるので、あまり興味のない話の時でも読みやすかった。
インタビューに女性も含まれているのがとても良かった。生理前の暴食(気にせず食べてしまって、生理後に自己嫌悪に陥りながらも立て直していく)や、入浴(マッサージする)についても言及されている。どうしてもこの手の筋トレに絡めた栄養学の話では著者が男性というのが多かったり、筋トレする対象者は男性の方が多いので男性中心の話ばかりでうんざりするところがあるので、嬉しかった。(かといって、女性ならではの具体的なアドバイスなどは本書に期待しない方が良い)
本書を手にしたのは、糖質制限と脂質制限の善し悪しを知りたかったのが1番なのだが、結果的にはどちらもさほど結果は変わらないというものだった。筋肥大には糖質が重要であるなど、筋肉量の維持や増大という点では脂質制限の方に軍配が上がるが、炭水化物さえ避ければいいという実施しやすい糖質制限。しかし特定のオイルを買うなど、安い炭水化物と比べると金がかかる。
また、糖質制限では最初のうちは体重がガクンと減りやすいので、世の中のダイエット目的のフィットネス商法として採用されがちだという。
卵は半熟のゆで卵が最も吸収率が高く、消化もしやすい。他、効率のいい糖質補給の仕方や、サプリメントの紹介など。